カテゴリー「カメラ」の72件の記事

2012/01/13

Webニュース:米コダック、フィルム部門が消滅 組織改革を発表

 イーストマン・コダックが連邦破産法の申請を進めているという噂、、、というか報道がこのところ流れていたけれど、一昨日、下のような記事が日経新聞に出た。
 「フィルム部門が消滅」というのは、やはりフィルム製造からの撤退なんだろうな~。ああ、悲しい。
 EPR64がディスコンになったときもショックだったけれど、これでT-MAXとかTRI-X(400TX)とかも消滅するのか。あああ、しっかり買いだめするしかないか。
 アナログ写真の世界は、今後、富士フイルムの動向にかかっている。近年もまだアナログカメラを出している企業だからすぐに撤退はないだろうけれど、フィルム部門は重荷だろうし、こちらも明るい将来は見えないな~。やはり、EOS 5D Mark II買おうかしら、、、。

--------以下引用--------

米コダック、フィルム部門が消滅 組織改革を発表
2012/1/11 8:49

 【デトロイト=清水石珠実】米映像機器大手イーストマン・コダックは10日、現在3つある事業部門を2つに集約したと発表した。傘下の事業は「法人向け」と「消費者向け」の2つの部門に分割。100年以上にわたり、同社の主軸を担ってきた「フィルム部門」は消滅した。
 同社は、デジタルカメラ時代への対応が遅れ、約4年間にわたり最終損益が赤字状態。経営改革の出遅れが市場では嫌気され、昨年末に株価が1ドルを下回った。組織改革の計画が報じられた10日、株価は終値ベースで前日比50%上昇し0.60ドルで引けた。同組織改革は、1月1日付で実行済みという。
 デジタル印刷機などを手掛ける法人向け部門はフィリップ・ファラシ共同社長、デジカメなどを扱う消費者向け部門はローラ・クアテラ共同社長が統括。それぞれの部門トップがアントニオ・ペレス会長兼最高経営責任者(CEO)と緊密に連携することでデジタル事業の強化を急ぐ計画。

--------引用終了--------

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2011/06/01

Getty Imagesで販売中

 特に応募とかしなかったのだがflickr mailでの招待というか、私の8つの写真がピックアップされて、「これらをGetty Imagesで売らないか」っていう連絡が入る。
 調べるとプロ対象のものではなく、flickrメンバー対象の下記のプログラムのよう。

フリッカーコレクションに参加しよう!

 flickrメンバーが自主的に応募するだけでなく、Getty Images側が適当にがんがん招待しまくっているようで、すでに参加者は2万人を超えているみたい。
 どうせ参加するならと、追加で応募して合格した写真10枚とあわせて、2011/6/1現在18枚がカタログに掲載中。さてさて小遣い稼ぎになるのか、それとも全くの骨折り損のくたびれもうけになるのか…。まあ、ある程度は出て欲しい。実利もあるけど、「お金を払ってでも使いたい」というかたちで認められたいというのが正直なところ。
 ということで、Getty Imagesの目にかなった写真はこちら

 それにしても、1年前にはウクライナの写真雑誌に載せたいという話も飛び込んで来たし、flickr使っていると1年に1回ぐらいこんな運が巡ってくるのかな。

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2011/03/31

Canon F-1 -(11) 水銀の代わり-

 Canon F-1には露出計が付いている。今聞けば当たり前と思うが、1970年代のライバル機Nikon F2では、スリムなアイレベルファインダーで露出機能は使えず、ごっついフォトミックファインダーが必要だった。ファインダーに露出機能を持たせたNikon F2に対し、Canon F-1はボディ側に露出機能を持たせていた。このためアイレベルファインダーで露出計を使うことができた。

F1_finder

 ファインダー右側に表示される縦長の白い表示のなかの横棒-の指針は光量とシャッター速度で上下に変化する。○は絞りに連動する追針。絞りを動かし追針の○を指針の横棒に合わせると適正露出(逆にシャッター速度を変化させて指針の横棒を追針の○に合わせることも可能)。
 露出測定をしているのは中央の角丸四角の部分のようで全体の12%。これは、手動で露出を合わせるのに、とても便利なシステムだ※。

 露出計を動かすには電池が必要になる。F-1より少し前の時代のカメラ、初代キヤノネットなどには太陽光で駆動(発電)するセレン光電池による露出、AE機能が付いていた。1960年代のカメラの露出とAE機能が、外部からの電力ではなく太陽電池で動いていたのはすごいことだ。しかし、F-1では外部からエネルギー供給(電池)が必要なCdS(硫化カドミウム)素子による露出計になっている。これは、セレンの反応性、精度、劣化などからだろう。信頼度の高い方式を選択したことは賢明だ。

 しかし長い目で見た場合、意外な盲点もあった。クラシックカメラ好きなら誰でも知っていることだろうが、F-1をはじめとした1970年代のカメラに広く使われた水銀電池(MR-9、1.35V)が手に入らないのだ。水銀電池を前提に考えられた古いカメラは多い(OM-1もこの電池だ)。こちらのページ左欄の「適合アダプタの確認はこちら」を見るとびっくり。水銀汚染の問題から世界的に生産中止になったため、もう1.35Vの水銀電池は手に入らない。この手のカメラ趣味に足を踏み入れた人は皆一様に驚くことだが、なんでも揃う(ように思える)この便利な世の中で、1.35Vのこの形状の電池は、なかなか手に入らない。
 ただ、探せば代わる手段はいくつか見つかる。

(1) MR-9(H-D)アダプター
 クラシックカメラの修理や用品販売などを行っている関東カメラサービスが販売しているアダプター。
 1.5Vの銀電池を1.35V相当に変換するアダプター。ただし、ファインダーイルミネーターFに入れたら暗くて使えなかった。電力が小さいのだろうか。3,000円前後とお値段は張るが、一度アダプターを買ってしまえば、中に入れる銀電池SR43は250~400円ぐらいとリーズナブル。でも、この銀電池、小さなカメラ屋やディスカウントショップでは手に入らない。
 私はこのアダプターをメインで使っている。

MR-9 Adapter with SR43 and Battery Case Cap of F-1

MR-9 Adapter (Kanto Camera Service) and SR43

MR-9 Adapter, SR43 and Battery Case Cap

(2) 空気亜鉛電池MRB625
 Wein Cell社製の空気亜鉛電池MRB625。電池の表面に開けてある微細な穴から入る酸素による酸化反応によるものかな。1.35Vで形状も一致しているのが長所。オークションや通販などで手に入るが600円ぐらいと少し高め。封を開ければ、使わなくても自然放電(酸化?)により6~10ヶ月程度で寿命になった。また、低温時に安定しないという話も聞いたことがある。
 下の写真を撮るときに気付いたのだけど、未開封だが表面が劣化(錆び?)しているみたい。消費期限まではまだかなりあるはずなのだが…。

Zinc–Air Battery (Wein Cell MRB625)

(3) アルカリ電池(1.5V)
 海外の何社かが生産しているようで、オークションや通販で入手可能。250円ぐらいと一番安いが、問題は約1割増しの電圧。この1.5Vだと指針の位置が高い(実際より明るい値として計測)。これに追針を合わせると、より絞ることになりアンダーになる。問題は明るいところ(高照度)と暗いところ(低照度)で、ずれの度合いが異なること。ちょっと試した感じでは、高照度のほうがずれが大きい感じ。ASA(ISO)を下げて補正すればうまくいきそうな気もするが、そこまでは確かめていない。カメラ修理業者によっては、この電池(1.5V)で合うように本体の露出設定を調整してくれるところもある。
 私はファインダーイルミネーターF用に購入したけれど、カメラの露出用には使ったことはない。ラティチュードの広いフィルムを使い、半絞りから1.5絞りぐらい適宜開けば利用可能かな。でもそれでは、露出計なしで経験で撮るのとあまり変わりない。

Alkaline Battery (Duracell 625A)

 いずれにしろ最適な1.35Vの水銀電池は、手に入らない。もう多くの人には価値のないクラシックカメラを使い続けるためには妥協も必要だ。できるところで折り合いを付けて、使えるものを使っていくしかない。

※当時の一眼レフでは、ファインダーの全面を平均した測光や、中央部重点測光などの方法もあったようだ。Canon F-1の中央の12%分だけで測る方法だと、露出を合わせたいところに中央部を持っていき適正露出を決め、その後、望む構図に変えて撮ることができる。私にはこれがとても使いやすい。中央部重点測光のCanon A-1を使ったときには、ファインダー内のごく一部だけ明るい(太陽光が入るような)場合などでは、望む露出にならず失敗写真が多かった。

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2011/02/26

軽量級の標準レンズ

 FDマウントのレンズは、1971年~1979年あたりまでのFDレンズ(旧FDレンズ、マウント部分が銀色でスピゴット式)、1979年あたりからのNew FDレンズ(マウントは黒でバヨネット式)に分けられる。
 種々の改良、コストダウンなどがはかられたようだが、その一つに軽量化がある。FDと後継のNew FDでは、プラスチックが多用された後者のほうが軽い。

 軽いNew FDのなかでも(カタログスペック上)一番軽いのはNew FD 35mm/F2.8の165g。次に軽いのがこのNew FD 50mm/F1.8などの170g。
 FDの標準レンズで最も重いFD 55mm/F1.2 ALが605gなので、なんとNew FD 50mm/F1.8の3.5倍。

New FD50mm f/1.8

FD55mm and New FD50mm
▲左New FD 50mm/F1.2L 375g、中New FD 50mm/F1.8 168g、右FD 55mm/F1.2 S.S.C. 505g。重さはいずれも実測値。

 ただ、世には軽くて薄いレンズがたくさんある。
 絶版本「実用中古レンズ特選100本ガイド」に載っているパンケーキレンズたちはもっともっと薄くて軽い。最軽量のXR-RIKENON 45mm F2.8などは、なんと55g!

 そうは言ってもFDレンズの中では最軽量級。この軽さが魅力で入手した。バックパックにカメラを入れてロード自転車に乗って出かけるときには、少しでも軽いほうが良い。これがあれば百人力だ。

Iron Towers

 使ってみて気づいたのだが、このレンズ、絞り羽根が5枚。なので光源を撮ると光芒が5本の五芒星になる。汚い感じはないけれど、ちょっと癖がある。

 意外だったのは暗いところでも強かったこと。当然、F1.2のレンズよりは劣るけれど、F1.8あればかなり暗くても撮れる。お陰で日の入り後の風景もしっかり撮れた。

Fence and Mt. Fuji

 で、入手して2年以上になるのだが、自転車で出かける際に持ち出したのは2回だけ。うち1回は失敗写真ばかりでflickrにもアップもしていない。うーん、まったく有効活用できていない。

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2011/02/18

凹レンズ、黄レンズ

Sliding Door of Tavern #1

 久しぶりのカメラネタは、FD 35mm/F2
 2010年3月入手。このレンズが欲しかったのではなく、オークションで手に入れたカメラのオマケでついてきた。
 35mmは、New FD 20-35mm/F3.5LNew FD 35-105mm/F3.5(←これは2010年10月に手放した)、TS 35mm/F2.8と3つのレンズでカバーしていたし、明るい広角単焦点としてはNew FD 24mm/F1.4Lもある。必要性は感じなかったけれど、手元に残している。その理由は2つ。

FD35mm f/2

 1つは、前玉が凹レンズであること。一般的にはそれほど珍しいものでもないようだが、FDレンズではこの1本だけ(のはず)。ちょっと変わり種なので残しておきたい。

 もう1つは、ピントリングのゴムが劣化して代用品で直してあること。元のゴムは接着が悪かったようで収縮し、切れ落ちてしまった。仕方がないのでこれを貼り付けた。ただ、ゴムの模様のダイヤ型(四角)のパターンがオリジナルとは異なるし、輪になっていないシートだったので接着剤で貼り付けたときの段差が残る。こんなもの二束三文なのは目に見えているので転売の意味もない。

Stone Balls

 レンズ名の後半にS.S.C.(スーパー・スペクトラ・コーティング)が付いていないレンズ先端が銀色の初期タイプ。胴鏡も金属(鉄?)のため、実測520gとずっしり重い。ここを見るとS.S.C.の付かないものでも3種類あるのだが、どれにあたるのかははっきりしない。マウント部に印字されたキヤノン年号はL7**(1971年7月)なので(I)か(II)とは思うのだが…。
 このレンズ、黄変が激しく、カラー写真には使えない。この時代のFDレンズでの黄変は、Aspherical以外ではあまり聞かない。凹レンズ部分の加工のため、特殊な硝材を使っていたのだろうか※。

FD35mm f/2

 まだ3、4回しか持ち出していないのだが、35mmという画角の面白さに気付かされた。24mmや20mm、14mmなどとは違った適度な奥行き感。また、開放値F2.0の控えめできれいなボケ足が良い。ただ、一番下の写真のように樽型収差は出る。
 魅力的なところはあるけれど、モノクロ専用だし、オールマイティなNew FD 20-35mm/F3.5L、夜でも使いやすいNew FD 24mm/F1.4Lの出番の多さを考えると、今後も防湿庫で眠っていることが多くなりそう。

Bollard

Between Two Buildings

※追記:以前A-1、AE-1をまとめて入手でも書きましたが、この黄変は硝材にトリウム(放射性物質)が混ぜられていたため起きることが多いようですね。さらに太陽光(紫外線)に長時間晒していると、脱色するようです。こちらの方の実績がすごい。

★このレンズの写真はこちら

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2010/09/14

ついにマイクロフォーサーズに手を出す

 パナソニックのマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラ、DMC-GH1を入手。

LUMIX DMC-GH1K

 9月下旬には新モデルの発表があるようで、現在、モデル末期の捨て値、投げ売りの超々破格値動画対応高倍率ズームとのレンズキットDMC-GH1Kは、発売当初の半値。このレンズ単体とほぼ同じ値段で売っている。
 ここで、これを買う意味とかタイミングとか、この3週間ぐらいさんざん悩んだ末についに決断。

 以下、長文だけど悩んだ内容。
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 最近、フィルムスキャナー(Nikon Super COOLSCAN 5000ED)を本格的に使い始めた。その結果、今までの使っていたDPE店でのスキャニングの粗が気になってきた。

・解像度が低い(フジカラーCDで1840×1232ピクセル(227万画素)、HOT ALBUM DVDで3089×2048ピクセル(633万画素)。Nikon Super COOLSCAN 5000EDならば、約5600×3700ピクセル(約2000万画素))。
・色味とコントラストが強すぎる(フジカラーCD※)。
・トリミングされている(フジカラーCD※)。

 一度これが分かってしまうと、DPE店でのスキャニングに依存するのが嫌になった(私、意味なく高品質・高精細を求めるお馬鹿もの)。

 しかし、フィルムスキャンを自分でやると時間がかかる。まだ慣れていないのはあるが、1枚10分以上。単にスキャンするだけならもっと短いが、手作業で画質調整する必要があるのだ。これはいくらでも時間をかけることができる。正解はないのだから、より満足する結果を求めて何回もやっていればきりがない。
 この作業自体、アナログからはほど遠いデジタルな調整だ。だったら、アナログ=フィルムにこだわる意味はなくなってしまう。ふー、、、。

 そんなことで主力機材をデジタルに移すことを考え始めた(え、今さらかよ)。
 買うならニコンとここに書いたが、35mmフルサイズとすると、D3系は重いし値段高過ぎなのでD700しかない。しかしD700はモデル末期だし1200万画素しかない。D900の登場が、かなり前から噂されているのだがいっこうに現れない。最近、D700と新発売のレンズを組み合わせたレンズキットが新たに発売されたことを考えると、D900がいつ登場するのかまったく分からない。さらにそのスペックもまったく不明。
 ニコンを捨て去った場合、代案は二つ。

◆代案その1は、キヤノンEOS 5D Mark II。発売当初は黒点問題などが騒がれたが、その騒ぎが収まって以降は評価も高く安定している。来年にはMark IIIの登場が噂されるが、Mark IIでも2000万画素を超えている。さらに、来年1月には魚眼好きには堪らないこんなレンズの発売も決まっているし、現在キャッシュバックキャンペーン中。ただし、欲しいレンズをひととおり揃えるとお値段爆発(これはニコンでも同じだけど)。

◆代案その2は、レフのないデジタル一眼、パナソニックDMC-GH1でお茶濁し。モデル末期のGH1は、現在捨て値大特価。発売時の半分以下という考えられないお値段。この高倍率ズームレンズ付属モデルと超広角レンズを合わせても、キヤノン、ニコンの本体価格未満と超リーズナブル。高速のAFが必要なスポーツ写真などを撮らない私の場合、EVFのマイクロフォーサーズでもほとんど問題はないはず。軽くて小さく、マウントアダプターでFDレンズが使えるのも魅力。唯一の欠点は1200万画素であること。でも、これで目先の物欲は乗り越えて、それでも欲しければデジタル一眼"レフ"に手を出すという先延ばし戦法。

 いろいろ考えた末、DMC-GH1Kが底値と思われる今、ついに手を出してしまった。
 これで満足できればいいのだが、ダメだったら本格的な35mmフルサイズデジタル一眼レフに手を出すと思う。一つの契機は来年1月。それまでにD900が出ればそちらに、出なければ5D Mark IIというパターン。いずれにしろ手を出せば、高級自転車1台分の出費になる。さてさて、思いとどまることはできるか?

LUMIX DMC-GH1

 とにかく、これでスキャニング地獄からは一部脱することができるはず。それはフィルムカメラとの決別を意味している。完全に使わなくなることはないけれど、出番は少なくはなるはず。でも、今の頻度で撮るとしたら仕方ないかな。

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※GH1のインプレについては、後日紹介するかも。でもモデル末期なので、興味のある人は少ないはず。

※フジカラーCDの色味とコントラスト、トリミングの問題は、それぞれのショップでのセッティングにより違う可能性が高いと思う。

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2010/09/08

ウクライナの写真雑誌に載る

 封筒に入っていたのはウクライナの写真雑誌『Photographer』。

Img9061829380001

 昨年10月末から撮った写真をせっせとFlickrにアップロードしてきた。特に意図があったわけではなく、分かりやすい操作体系、便利なツール、共有のためのグループなどが充実していたからだ。

 今年のゴールデンウィークの頃、Flickrのメールに「あなたの写真を雑誌に使いたい」というメッセージが入った。見るとウクライナから。え、「ウクライナ」ですか? ネット詐欺全盛のロシアのお隣、旧ソ連の国からのメールですか? これは詐欺ですか?

 発信者名でいろいろと調べると、実在するウクライナの写真雑誌の編集長。少しの疑いとドキドキを抱きつつ返事を返す。「私、キャリアも短い単なるアマチュア、それもアナログ写真ですけど良いのでしょうか?」
 で、いろいろのやりとりの後、この号に写真が載る。内容的には、『超広角レンズ、魚眼レンズで撮る都市』という特集。私を含めた3人のカメラマン(写真家)の写真で構成された12ページの記事。私の写真は、ここで紹介した赤矢印の6枚以外にもあり計10枚。

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Img9061829380008b

 私の撮った写真だけでなく、撮影者写真も掲載された。
 チームジャージを着た姿を家内に撮ってもらったものが掲載。でも、もうちょっときちんと着こなしたほうが良かった。(泣)

Img9061829380007b

 編集部に送ったのは写真だけでない。写真を撮るにあたっての手法や機材などいろいろな質問が来て、それに答えた(全部英語)。本文を見ると、どうもそれも載っているようだ。ただし、すべてウクライナ語(※もしかするとロシア語かも)。実際に私が答えた内容との差異はまったく分からない。

 これもすべてワールドワイドなFlickrのお陰。とにかく、写真生活復帰二年の私にとって、とても嬉しい出来事。


※ちなみに、掲載された雑誌を1冊送ってもらっただけでノーギャラでした。

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2010/09/06

ウクライナからの航空便

ウクライナからの航空便
さてさて、このなかには何が…?

答えは近々、紹介予定

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2010/08/25

フィルムスキャナーをやっと使い始める

 昨年春、品切れ直前に駆け込み購入したNikon SUPER COOLSCAN 5000 ED。どうしても必要なことがあり1回だけ使ったが、以前のパソコンやディスプレイでは力不足。元箱に入れたままだった。
 先日、パソコンとディスプレイを更新したので本格稼働させるべく、いろいろと努力と試行錯誤の最中。
 いくつかお試しでスキャンしたのだけど、DPE屋さんでのスキャンとかなり画質が違う。

【1】DPE店(カメラ太陽堂本店)でのスキャニング(フジカラーCD) 1840 x 1232ピクセル
※Exif情報によるとスキャナーは、Fujifilm SP-2000。
Like a Spaceship

【2】Nikon SUPER COOLSCAN 5000 EDでのスキャニング(初期設定状態) 5654 x 3691ピクセル
※【2】、【3】とも16ビット、Adobe RGBでスキャンしTIFF形式で保存。その後、Photoshop ElementでJPEG変換。
Like a Spaceship #00 (like_a_starship00.jpg)

 DPE店独自の設定もあるだろうから、フジカラーCDとの差が必ずこうなるというものではない。しかし、そうだとしても、

  1. DPE店でのスキャニングでは、コントラストと彩度がかなり高め。
  2. スキャニング範囲は、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 EDのほうが広い。DPE店のスキャンは右側の切れが激しい。

という大きな差がある。

 この写真、お気に入りなのだが、DPE店でスキャンした写真の色合いに慣れてしまった。
 ということで、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 EDのスキャン時の設定をいろいろといじって、DPE店と近くなるようにスキャンした画像が下。これくらいまで近づけるのに30分以上かかる。

【3】Nikon SUPER COOLSCAN 5000 EDでのスキャニング(設定変更後) 5654 x 3691ピクセル
※スキャナー付属のソフト(Nikon Scan)で、トーンカーブ、明るさ、コントラスト、色合いなどを調整後スキャン。
Like a Spaceship #01 (like_a_starship01.jpg)

 今回スキャンしたのは、比較的高めのカラーネガフィルム(フジカラーPro 400 (PN400N))。
 これをスキャンしていて気づいたことがいくつか。

  • ネガフィルムはポジフィルムと違って基準となるオリジナルがない。ポジの場合、ライトボックスで現物を見ながら色味を合わせられる。
  • ネガフィルムはラティチュードが驚くほど広い。暗いところから明るいところまでしっかり写る。スキャナーもそれを引き出す力がある。
  • スキャン時の設定次第で、できあがったときのイメージを大きく変更(修正)できる。
  • ただし、【3】の例ぐらいまで修正すると、ノイズ、偽色が目立つ。
  • 横5500ピクセル以上と驚くほど高精細。計算上は2000万画素のデジカメと同等。ただし実質的な解像度は2000万画素級のデジカメのほうが上か?
  • 上記のサイズで16ビット、Adobe RGB、TIFF形式で保存すると、1枚120Mバイト。容量的にはどうにかなるけれど、読み込み時間の長さ、画像処理負荷の高さなどで悩みそう。

 ラティチュードの広さと加工の自由度は、とても興味深い。時間をかけて試せば、いろいろなアウトプットが得られるので、設定遊びにはまってしまいそうだ。
 今後もカラーネガについては、DPE店でのスキャンは続ける予定だ。そのスキャン結果からめぼしい写真を絞り込み、それを自分で再スキャンしようと考えている。ただ、絞り込んだ写真だけとは言っても、かなりの時間がかかるのは間違いない。もはや、こんなアナログ、アナクロの時間食い遊びに熱中している暇はないのだが…。

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2010/06/13

建物をまっすぐに

 前回に続きTS35mm/F2.8 S.S.Cについて。ティルトに続いて今回はシフト。

 シフト(Shift)は、ティルト(Tilt)より知られていないかもしれない。でもこのレンズ、元もとはシフト用途で使われることが多かったのではないか。
 レンズをずらす(シフトする)ことにより、ずれた片側が拡大される(その結果、パースを変えられる)。これで先細に写るビルをまっすぐにできる。逆にずらせば先細を強調することも可能だ。
 こんな写真はどこで必要になるのか? おそらくカタログやパンフレットに載せる建物の写真などだろう。これらに載せる建築物の全景写真を撮る場合、必須の道具だったはずだ。

Tokyo Dome Hotel -Non Shift-
↑普通に撮影(シフトはかけていない)

Tokyo Dome Hotel -Shift-
↑まっすぐに見えるようにシフトをかけて撮影

 シフトとティルトの両方の効果をかけることもできる。奥行きのあるものの大きさを合わせると同時に、ピントもコントロールするのだ。
 下のTilt+Shiftでは、シフトで下側を拡大、ティルトで真ん中のボトルにピントを合わせている。水平方向にピントを合わせられないのは、ティルトとシフトのずれる方向が交差している(90度になっている)からだ。キヤノンのサービスでは、これを同じ方向にずれるようにする改造を請け負っていたようだ。実際同時に使う場面を考えると、そちらのほうが良いような気がする。

Normal
Normal

Shift
Shift

Tilt
Tilt

Tilt+Shift
Tilt+Shift

 とても興味深いシフトとティルトだが、現在はPhotoshopなどの画像処理ソフトで同様の効果を出すことができる。今となってはそちらを使う人がほとんどだ。だから、以前ほどは重宝されなくなっているのではないだろうか?

TS35mm f/2.8 S.S.C. -Body Side-

 New FISH-EYE 7.5mm/F5.6と同じく、このレンズも絞込測光。裏側に絞り連動ピンはない。ボディ側の開口部は非常に大きい。シフト、ティルトによりずれた光がフィルムに届くようにするためなのか。
 ネジが出っ張っているためケースは大きい。ケース内には、付属の三脚用の台座(写真右)の収納スペースもある。この台座、三脚を使って撮るときに、シフト、ティルトでレンズが三脚台座に当たらないようにするためのものだ。

TS35mm f/2.8 S.S.C. -Set-

 それにしても難しい。狙った効果が出るかどうかが、普通の写真以上に分からない。ティルトの場合、スプリットのずれを使わず目だけでピントを合わせる必要があるが、目の悪くなってきた五十代には辛い。シフトは建物の稜線が平行か、建物自体が真っ直ぐかなどを気にしなくてはならない。

 建物の写真を撮ることは多いけれど、カタログ写真的な全景を撮ることはほとんどない。変わった効果を出したいときには重宝するのだろうが、わざわざ持ち出すかどうかは疑問だ。気を付けないと、ネジを曲げてしまうという心配もある。やはり出番は増えないレンズになりそうだ。

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