BostonのLPを入手
Boston(ボストン)のファーストからサードまでのLP3枚を、ebayで一挙に入手。3枚セットで30ドルだったけど、送料でさらに30ドルかかってしまう。
2枚目は国内盤で持っていた。1枚目もリリースされたころに買ったのだが、友人に貸したまま返ってこなかった。
1枚目、2枚目のころはかなり好きだったが、その後はパンク、ニューウェーブ系の音ばかり聴くようになっていった。3枚目が出たのは8年後の1986年だったようだけど、その頃には、もうボストンのことは意識の外だった。
最近、BS-TBSの「SONG TO SOUL~永遠の一曲~」という番組をときどき見るのだが、そこでボストンの「宇宙の彼方へ(More Than A Feeling)」が特集されていた。
で、トム・ショルツが出演していて大驚きする。当時、動いている姿見たことないし、凝り性で偏屈なイメージが強かったが、テレビの中のトム・ショルツは気さくなおじちゃんだった。
番組では、彼がボーカル以外のすべてを作りあげていたこと(ドラムからミキシングまでそれこそすべて)、完全さを目指すため3枚目のリリースまでに8年とかかかり、レコード会社と訴訟になったこと、エフェクターの会社まで作ったこと、ギターを弾き始めたのは大学(MIT)に入ってから、MITのマスター出でコダックで働いていたこと、などの詳細が紹介されていて非常に面白かった。彼がほとんど作っていたことは当時も雑誌などに書いてあった記憶があるけど、ここまで一人で、ここまで完璧にやっていたとは…(このあたりこのことはWikipedhia他でいろいろと紹介されている)。
で、なくしてしまったファーストが欲しくなり、どうせならアメリカ盤で、、、。ついでに今まで聴いたことのなかったサード、ついでに持っているセカンドまで(!)まとめて入手。
ファーストは本当に素晴らしいし懐かしい。サードは、、、ちょっと寂しい感じを受ける。完成度は高いんだろうけど、ボストンらしい音の高揚感をあまり感じなかった。聴き込めば変わるのかもしれないが…。そう、全体的に、この時代のレコードとしては重低音が非常にしっかり入っていることが印象的だった。そして、ボストンの音はトム・ショルツのものだとしても、ブラッド・デルプのボーカルがなければ、この素晴らしい音にはならなかったのだろう。
それにしてもね、ファーストを『幻想飛行』、『More Than A Feeling』を『宇宙の彼方に』、セカンドの『Don't Look Back』を『新惑星着陸』という邦題を付けたヤツはバカじゃないのか。
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