7月に入手したSONY DSC-RX100に続き、この1年3カ月で4台目のデジカメ購入(お馬鹿)。ただし、α7購入にあたってm4/3のカメラ、レンズはすべて手放した。LUMIX DMC-G5は1年足らず、1600枚しか撮らなかった。ああもったいない。
2430万画素のα7にするか、3640万画素のα7Rにするか少し悩んだ。意味なく高画素至上主義オタクの私としては、「当然、α7R」と思ったが、高画素だと手振れが目立ってくること(私三脚ほとんど使いません)、主な用途は高精細を追求してもしかたない古レンズ(FDレンズ)での利用であることから、お手軽なα7を選ぶ。
巷では、「マウント部の強度不足」、「微量の光線漏れ」などが囁かれているけど、私の使用状況ではなんの問題も発生していない。
12月11日に入手して1ヵ月弱。近場や正月旅行で1000枚近く撮ってのインプレ・使用感などは以下のとおり。
【1】良いところ
・普通に良く写る
キットのズームレンズ(FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS)で普通に良く写る。EVF(Electronic View Finder)も見やすい。絵作りもノーマル。ミラーレスカメラは3台目だけど、EVFは今まででいちばん見やすいし、パナソニックより良い絵を出す。
・高機能だし使いやすい
多機能だけどメニューは分かりやすい。上面のダイヤルによる露出補正も便利。ただ、前後のダイヤルはあまり使っていない。
・暗いところに強い
今まで使ってきたm4/3(LUMIX DMC-G5)と比べて、高めの感度でもノイズが少ないし、絵が破綻しにくい印象がある。ISO1600でも問題なく使用でき、ISO3200でも実用という感じ(※ISO1600での比較画像は、あまり適切な例ではないのでカットしました。2014/01/07)。
・古いFDレンズを元の画角で使える
これについては大満足(後日追記予定)。
【2】ちょっと残念なところ
・レンズがデカイ
m4/3の14-140mm(35mm換算で28mm~280mm)の標準ズームレンズと、α7のキットのズームレンズ(28mm~70mm)の嵩は同じぐらい。
35mmフルサイズセンサーに対応したレンズは当然でかくなるし、設計・製造も困難になるのは分かっていた。でも実際に触ってみると驚くほど大きかった。
そして、35mm換算で28mm~280mmを1本のレンズでカバーするm4/3が、バランスの取れた良いシステムであると再認識。
・センサーにゴミが乗りやすい(のかも?)
今までm4/3では経験したことがなかったセンサー上に着いたゴミの影響が、正月旅行の写真ではいくつか出た。これはセンサーの大きさによるためなのか、センサーの静電気的な特性、センサー周りの構造のためなのかは分からない。
・裏面のFnボタンで誤操作が数回
裏面のFnボタンでよく使う機能をすぐに呼び出せるのは便利なのだが、知らないうちにこのボタンに触りセッティングが変わってしまったことが数回あった(※Fnボタンよりも、不意にコントロールホイールに触ってしまいISO設定が変わってしまうことが多いようです。2014/11/11追記)。
★総合的には、主目的であったFDレンズの利用がかなり便利にできているし、キットのズームレンズでも良く写るので大いに満足している。
ただ、このカメラ専用のレンズ(FEレンズ)のラインナップは少ないし、値段も安くない。それを考えると、今のキットズームレンズと、マウントアダプタを使ってFDレンズを使う用途に限定したほうが良いかな。他のFEレンズを揃える代わりに、(旅行用カメラとして)追加でまたm4/3を手に入れるほうが得策に思える(ああ、お馬鹿)。
★このカメラで撮った写真はこちら(一部他のカメラで撮ったα7自体の写真も含まれています)。
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