アンダーグラウンド
エミール・クストリッツァ監督、1995年の作。カンヌ映画祭パルム・ドール。川崎さんから借りたBlu-rayでの鑑賞。
うーん、映画館で観るべき作品だったな。自宅で観ると、地下の20年間のところの中だるみ感が強くなる。その前後は秀逸。また、その中間部分の長さ、中だるみ感、偽りが社会主義時代を象徴している気がする。ただ、解釈に悩むところも凄く多い。消化しきれていないところは多いけど、とにかく傑作であることだけは間違いない。
全体として観るとアップテンポだし、音楽一杯だし、猥雑だしで素晴らしい。演技陣も全般に好演。そう最後、マルコとナタリアを処刑する将校はクリストリッツア自身が演じているんじゃないかな。
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