チャーズ 中国建国の残火
『チャーズ 中国建国の残火』を読了。
『中国動漫新人類 -日本のアニメと漫画が中国を動かす-』が面白く、その後、日経ビジネスの中国国盗り物語の秀逸な中国分析も良く読むようになった。そこでこの著者が、女性、物理学者だったことを知りかなり驚いた。
中国国盗り物語の最近の記事に紹介されていたのがこの本。
すごい内容。戦争、無政府状態、思想を基にしたジェノサイドの恐ろしさを再認識し、好戦的な気持ちが萎える。
とにかく壮絶の一言。著者が幼少の時期の話なので、記憶のすり替えや美化などもあるだろうが、それを大幅に差し引いたとしてもそこで起こったもろもろのことは、十二分衝撃的かつ興味深いものだ。それはチャーズだけでなく、その後の天津での体験も含めて…。そして、著者の生き様、現在の中国分析に至る流れとそれを可能にした人脈にも納得がいった。
全体として見てもすばらしい本だと思うけれど、、、チャーズの箇所はあまりにも凄惨で、人にはちょっとお勧めしきれない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント