最近、テレビニュースを見ると腹が立つ
最近、テレビニュースを見ると無性に腹が立つ。
竹島・尖閣諸島を巡る動き、消費税増税を巡る混乱、大阪維新の会橋本の得意顔、盲目的な反原発デモ、シリア、アフガンの内戦、気候変動。どれをみても腹が立つ。これらが、我々が暮らす日本、そして世界が悪くなる方向に進んでいる動きと思えるからだ。
国内問題から目をそらすために、竹島・尖閣諸島などの領土問題に注目を集める。そしてそれが各国内の領土強硬派・右派・軍備拡張派を力づける。その先に待っているのは戦争しかない。突発的に起きる戦争もあるけれど、普通は対立、軍備拡張などが徐々に強まり、戦争に至る。あと数年で日本が加わる戦争が起きるとは思わないけれど、10年、20年後に何が起きても不思議はない。戦争は格好良いものではない。勝とうが負けようが、結局、殺し合いか一方的な虐殺だ。
原発の即時停止・廃止の主張の強まりにも違和感がある。もちろん、原発はないほうが良いに決まっている。でも、その分、火力を増やして炭酸ガスばんばん出して良いものでもない。地球温暖化による気候変動のリスクを皆、突然忘れてしまったのか…。再生可能エネルギーには原発・火力を代替する実力はない(おそらく10年程度でも代替できないだろう)。
このような領土問題、原発問題が日本国内のポピュリズムの陰に隠れたファッショ的な政治勢力の台頭につながっていく。
こんなことを、一つひとつあげていけばきりがない。
でもその腹の立ついろいろなところを包含して、最大限頭に来ているのは、人類が文明社会を維持するのに失敗しつつあることを、ひしひし感じるからだと思う。(←続きそのうち続きを書くかも知れません)
※原発についての私の立場は段階的廃止です。新設は一切止めて、既存のものは30年の寿命が来たものから順次廃止。その間、省エネの推進と代替エネルギーの開発を進めるというものです(ただ、それぐらいゆっくりでも炭酸ガス排出を増やさず、原発分のエネルギーを補える構造を作れるかは不明)。
※消費税増税に賛成です。今の国の借金(一説では一人あたり1000万円超え)、赤字国債がなければ国の予算が動かない、というのは明らかに異常です。税金は安いに越したことはないけれど、国家経済が破綻して失業・倒産による社会不安、ハイパーインフレになってから増税したって遅いのです。
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