« 大勝軒まるいち 六本木店 | トップページ | 参○伍郎ラーメン »

2011/09/01

身毒丸

身毒丸

 観るのは三回目。一回目は白石加代子と武田真治、二回目は白石加代子と藤原竜也との組み合わせ。今回は大竹しのぶと新人の矢野聖人。
 白石加代子は演技の鬼であるが、大竹しのぶも白石には負けはしない。二人のキャラクターは違うしどういう芝居になるか興味津々。
 大竹は白石とはまったく違う撫子を演じた。白石は妖怪(←ごめんなさい、尊敬しています)だったが大竹は妖艶。それもあり身毒丸と撫子との近親相姦的な雰囲気が強まった。とにかく、同じ脚本、同じ演出家で、まったく違うイメージを与える演技をし、どちらも「凄い」と思わせるのだから、白石、大竹、蜷川の三者とも力があるのだろう。矢野聖人も良いが、ちょっと大人すぎる。15歳で演じた藤原竜也のほうが合っていたな。あと新宿梁山泊出身で好きな俳優、六平直政が出てて嬉しい。
 以前、シアターコクーンで観たときは、身毒丸と撫子が肩を寄せ合い、支え合いながら舞台の奥から(舞台裏のドアが大きく開いており)渋谷の街に去って行く終わりかただったと思う。今回、天王洲の銀河劇場の舞台の制約なのか、まったく別なラストシーンで驚いた。どちらかというと以前ほうが良かったな。

|

« 大勝軒まるいち 六本木店 | トップページ | 参○伍郎ラーメン »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 身毒丸:

« 大勝軒まるいち 六本木店 | トップページ | 参○伍郎ラーメン »