国民の映画
神奈川芸術劇場で三谷幸喜の「国民の映画」を観る。
うーん、外れ。演技陣は良いのだがシナリオと演出の完成度が低く、練り切れていない。戦前のドイツ、ナチス、ユダヤ人迫害系には昔から興味があるのだが、その解釈、ストーリーへの組み込み方も今一つ。さらに演劇的な快感を感じさせるところが弱い。ラストのモノローグ的な後日談の伝え方も陳腐すぎる。
三谷幸喜五十歳記念の今年は、「大感謝祭」ととして舞台4本、映画、ドラマ、小説とあわせて計7本の新作を発表するらしいが、粗製濫造にならないことを祈る。
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