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2011/02/18

凹レンズ、黄レンズ

Sliding Door of Tavern #1

 久しぶりのカメラネタは、FD 35mm/F2
 2010年3月入手。このレンズが欲しかったのではなく、オークションで手に入れたカメラのオマケでついてきた。
 35mmは、New FD 20-35mm/F3.5LNew FD 35-105mm/F3.5(←これは2010年10月に手放した)、TS 35mm/F2.8と3つのレンズでカバーしていたし、明るい広角単焦点としてはNew FD 24mm/F1.4Lもある。必要性は感じなかったけれど、手元に残している。その理由は2つ。

FD35mm f/2

 1つは、前玉が凹レンズであること。一般的にはそれほど珍しいものでもないようだが、FDレンズではこの1本だけ(のはず)。ちょっと変わり種なので残しておきたい。

 もう1つは、ピントリングのゴムが劣化して代用品で直してあること。元のゴムは接着が悪かったようで収縮し、切れ落ちてしまった。仕方がないのでこれを貼り付けた。ただ、ゴムの模様のダイヤ型(四角)のパターンがオリジナルとは異なるし、輪になっていないシートだったので接着剤で貼り付けたときの段差が残る。こんなもの二束三文なのは目に見えているので転売の意味もない。

Stone Balls

 レンズ名の後半にS.S.C.(スーパー・スペクトラ・コーティング)が付いていないレンズ先端が銀色の初期タイプ。胴鏡も金属(鉄?)のため、実測520gとずっしり重い。ここを見るとS.S.C.の付かないものでも3種類あるのだが、どれにあたるのかははっきりしない。マウント部に印字されたキヤノン年号はL7**(1971年7月)なので(I)か(II)とは思うのだが…。
 このレンズ、黄変が激しく、カラー写真には使えない。この時代のFDレンズでの黄変は、Aspherical以外ではあまり聞かない。凹レンズ部分の加工のため、特殊な硝材を使っていたのだろうか※。

FD35mm f/2

 まだ3、4回しか持ち出していないのだが、35mmという画角の面白さに気付かされた。24mmや20mm、14mmなどとは違った適度な奥行き感。また、開放値F2.0の控えめできれいなボケ足が良い。ただ、一番下の写真のように樽型収差は出る。
 魅力的なところはあるけれど、モノクロ専用だし、オールマイティなNew FD 20-35mm/F3.5L、夜でも使いやすいNew FD 24mm/F1.4Lの出番の多さを考えると、今後も防湿庫で眠っていることが多くなりそう。

Bollard

Between Two Buildings

※追記:以前A-1、AE-1をまとめて入手でも書きましたが、この黄変は硝材にトリウム(放射性物質)が混ぜられていたため起きることが多いようですね。さらに太陽光(紫外線)に長時間晒していると、脱色するようです。こちらの方の実績がすごい。

★このレンズの写真はこちら

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