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2010/09/16

表に出ろいっ!

表に出ろいっ! 表に出ろいっ!

 野田が妻役として登場したとき、一瞬、彼とは気がつかなかった。眼鏡と髪型が奇抜だったからか。犬の名前がピナバウスという変わった名前。帰ってから調べると、ピナ・バウシュという昨年なくなった舞踊家。能楽師の犬の名前に付ける皮肉。

 とにかく退屈などいっさいしないすばらしい劇だった。やはり野田の小規模演劇は良い。出演陣は三人とも巧い。特に勘三郎。単なる技巧を超え、今まで自分が歌舞伎の世界で培った動きを出しながらも、それを笑いにつなげたりで、感動するほどのできばえ。コクーン歌舞伎で勘三郎を二回ほど観ているが、そのときよりも良い。

 昔の野田のような言葉遊び(功徳ナルド=マクドナルド、ジャパニーズ=ジャニーズ、ディスティニーランド=ディズニーランド)がスパイスとしてうまく効いている。三人のやりとりやドタバタ、笑いをとるところなどには引き込まれて劇場中大笑い。ただ本筋のストーリーの解釈は難しい。赤鬼、THE BEEのような破滅に向かう展開をとりながら、最後に救いがある。しかし、その救われ方をどう解釈すれば良いのか分からない。皮肉、または偶然とストレートに捉える以上のものがあるのだが、私には消化しきれない。

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