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2010年6月の39件の記事

2010/06/30

映画:避妊革命/赤軍-PFLP・世界戦争宣言

映画:避妊革命/赤軍-PFLP・世界戦争宣言

避妊革命
 1966年、足立正生監督・脚本作品。"性教育ピンク映画"の第二弾。「堕胎」ほど話の流れにインパクトはないが楽しめる。最後のとってつけたような、明日を目指して旅立つハッピーエンド(?)が小気味よさを残す。主演の寺島幹夫がこの映画でも好演。

赤軍-PFLP・世界戦争宣言
 今回の特集で一番観たかった作品。カンヌ映画祭の帰り道にベイルートに立ち寄って足立と若松が撮影したフィルムにナレーションなどを加えたもの。日本赤軍、PFLPの完全なるプロパガンダ映画。この映画によって実際にどれほどの若者がパレスチナに渡り、日本赤軍に加わったのだろうか。制作側として煽るだけでなく足立、さらに他の若松の周りのメンバーも実際に日本赤軍に合流している。そういう意味では、ある種の責任というか実践は果たしたというか、ミイラ取りがミイラになったというのか、、、。ただし、結局彼らの革命は失敗した。それを考えると罪な映画だ。政治活動、そしてそれに類するプロパガンダ映画は結果で判断されるべきものだろう。そういう意味では、時代によって失敗が宣言された映画だ。
 内容的には今観ると、イデオロギーを論じる頭でっかちなところ、特に重信房子の発言がまったく理解不能。人の言葉で語れる革命ではなかったのか。PFLP のメンバーが毛沢東語録とかを含めた共産主義思想を拠りどころにしているのが新鮮。当時は当たり前だったのだが、廃れて時間がたったためか存在を忘れかけていた。共産主義のイデオロギーを頼りにしていた人々は、その崩壊とともに宗教(イスラム教)を拠りどころにするようになったのだろう。
 今この映画を観ることには何の障害もない。政治的な勧誘もないし、逆に公安のチェックもない。日本赤軍はなくなり、パレスチナでの運動は変化している。この映画も時代的な影響力、インパクトは過去のものとなり、歴史的な資料になっているのだろう。

【GPS情報】
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2010/06/29

映画:略称・連続射殺魔/幽閉者

映画:略称・連続射殺魔/幽閉者
映画を観終わって渋谷の街に出ると、青いお揃いの服を着た人がたくさん。非サッカーファンの私は早々に街を後にする。

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略称・連続射殺魔
 永山則夫を「軌跡」を追ったドキュメンタリー。ドキュメンタリーと言っても、時々彼がいつどこで何をしたかという短いナレーションが入るだけ。彼が見たであろう景色だけが延々と流れ続ける。若干退屈なのと疲れもあり、一瞬気を失う。
 手法としては面白いが、永山則夫自体の存在が、完全に風化してしまったこともあり、全体としては特に感銘は受けない。

幽閉者(テロリスト)
 2007年作。帰国した足立正生が35年ぶりに撮った映画。デジタルビデオでの撮影なのか解像度が低い。
 日本赤軍として活動して来た足立正生が、岡本公三をモデルにして撮った映画。現実に起きたテルアビ際空港での乱射事件と切り離して見ることは困難。
 岡本公三が獄中での拷問で精神を破壊されたことは有名だ。彼だけでなくパレスチナゲリラの囚人に対するイスラエルの酷い仕打ちは以前から聞いたことがある。それを映像化したかたちで延々見せつけられる。一個人が、薬物までを使った組織だった精神の破壊に耐えることは不可能だ。映画の中では、その姿、そのような中で彼が寄りどころにしたところが描かれる。しかし、獄中の彼に哀れみは感じても、共感、同情を感じることはできない。彼が赤軍兵士として行ったこと、そして精神を守れず崩壊してしまったためだろうか…。また、途中で出てきた、「空港警備員しか撃たなかった。一般人の死傷者は警備員の射撃」というのは欺瞞でしかない。それが事実だったとしても、一般市民でいっぱいの空港で事を起こせばどうなるか、その責任が誰にあるかは明確だ。
 いずれにしろ感じるところ、考えさせられるところはあれど、感銘を受けるような作品ではなかった。1970年前後の作品の中で示していた才能の輝きも感じ取ることはできない。足立自身に起きたことと、通り過ぎた時間、そして世間自体が変化したことの大きさを感じる。

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2010/06/27

魚活鮮とあぶり焼 海へ

魚活鮮とあぶり焼 海へ
空港への移動前に、駅前の居酒屋に適当に入る。まあまあ程度。

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大通り公園

大通り公園

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十勝岳望岳台

十勝岳望岳台

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青い池

青い池

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北西の丘展望台

北西の丘展望台

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新栄の丘

新栄の丘

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ファーム富田

ファーム富田

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2010/06/26

夕茜舎

夕茜舎
久しぶりのペンション泊まり。好感度高し。

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深山峠

深山峠

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黄金岬

黄金岬
風が強い。

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雄冬岬

雄冬岬

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元祖浜ラーメン@みさき食堂

浜ラーメン
浜益のみさき食堂にて。美味なり。

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2010/06/25

さっぽろっこ

さっぽろっこ さっぽろっこ
 食べ物、従業員の応対は文句なし。問題は日本酒のお味が今ひとつだったこと。

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インターバル練

インターバル練

 裏ストレートと土手上でインターバル練。53×14 70rpmで4分+1分インターバルを4本(1セット)。10分間の回復走の後、さらに1セット。心拍は160~185bpmぐらいだが全般に低め。うーん、久しぶりのためか追い込みきれない。
 この後、スポーツセンターでの筋トレをこなした後、外出。

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チョット走り

チョット走り

 休みをとってお出かけ。その前に少しだけ走る。本当はもっと早く起きて、吉見あたりまで行くつもりだったのだが寝坊。結局、道満で走ることにする。

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2010/06/23

映画:日本暴行暗黒史 異常者の血/銀河系

映画:日本暴行暗黒史 異常者の血/銀河系

日本暴行暗黒史 異常者の血
 1967年、若松孝二監督、出口出(足立正生)脚本。
 これもモノローグを多用した作品。話の構成はそつなく、退屈せず楽しむ。しかし「異常者の血」へのこだわりに、封建的かつ古くからの慣習に縛られている感じを受ける。そして、その血のつながり、因習的なものをあまり否定的に描いていないことが、前衛的、革命的な足立、若松作品としては異色な感じを受ける。

銀河系
 1967年、足立正生監督・脚本作品。デジベ上映。チラシによると、「日大新映研の元メンバーによる自主制作映画」とのこと。内容的には実験映画。それも響いてくるものがない。睡眠不足もあり一瞬気を失う。カットのつなぎだけは巧妙。他には見るものはなかった。

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2010/06/22

映画:性地帯/堕胎

映画:性地帯/堕胎
シネマヴェーラ渋谷にて、足立正生特集。ここに来るのは久しぶり。一番観たいのは来週月曜日のプログラムだが他の作品で未見のものも、何本か観るつもり。

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性地帯(セックスゾーン)
 デジベ上映だったようだが、観ている最中はまったく気付かなかった。画面が少し小さかったのはそのせいだったのかと後から気付く。
 1968年作。短い期間、低予算で撮っている作品だろうな。ただ、主人公の起こす、刹那的、破壊的な殺人、生き方に共鳴するものがない。シナリオの出来が今一つ。短いしテンポは悪くないので退屈はしなかったが、あまり残るものがない。

堕胎
 若松孝二企画・制作、大谷義明(足立正生)脚本、監督としては若松と足立両名がクレジットされていた。
 1966年作、足立の商業映画としての監督デビュー作品。この時期の若松・足立の作品らしくなく、セックスとバイオレンスが中心に据えられていない普通の作品。モノローグ中心で頭でっかちな展開。しかしシニカルでテンポも良くて面白く、引き込まれる。このようなレベルの映画を第一作として撮れるというのはすごい才能。作品紹介のチラシを見ると「性教育ピンク映画」の第一弾だったとのこと。なるほどと思うが、今の時代からするとピンク(ポルノ)というほどの性描写ではない。

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2010/06/21

6/21:夜ローラー

6/21 夜ローラー
疲れ気味なので軽め。15分ウォームアップ、30分150bpm一定、15分クールダウン。軽い刺激程度の1時間。

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2010/06/19

短い練習から無事帰還

 西遊馬の先で、ときどき見かけるトレックカーボン、ベタ踏みペダルの爺さんに抜かれる。ここらで何回か見かけたことがあるが、声をかけずにすぐ後ろに着いてきたり競ってきたりしてくるマナーにちょっと問題のあるお方。近づくと面倒なので適当に距離を保って走る。しかし、意外と速く心拍が上がる。というよりこちらの体力が落ちているのだろう。
 結構なペースで秋ヶ瀬橋まで行き、そこからは土手上の新道をたらたら走って道満を抜ける。ということで今日も無事帰還。2時間50kmと短い走りだったけれど、そこそこ疲労感がある感じ。でももう少し距離を乗らなくてはいけない。

【GPS情報】
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開平橋で折り返し

 サーベロTTバイクの女性は西遊馬で右折したのでそこでお別れ。その後、再びたらたらペースに戻り、開平橋の交差点まで行きここで折り返すことにする。往路の指扇踏切近くで屋代さん、ゴルフ場区間でカネコイングス原田さん、復路の指扇踏切近くでHideさんとすれ違う。

【GPS情報】
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今日もまた一人遅出

 前夜の天気予報で「朝は走れない」と決め打ち。夜更かしをしたせいで起きたのは11時過ぎ。雨は降っておらず乗れたみたいで、負け。結局14時半近くに走り始める。気温も高く、さらに湿度が非常に高くてむしむしする。
 道満周回路へのゲート近くで10時隊帰りの浅倉さんとすれ違う。裏の内側周回路では柴田さんとすれ違う。
 一人たらたら走っているとサーベロのTTバイクに乗った女性に抜かれる。これが良いペースなのでペースメーカーにさせていただき、20mぐらい後を走り続ける。おかげで心拍は170bpmぐらいまで上がる。

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2010/06/17

6/17:夜ローラー

6/17 夜ローラー
 久しぶりの夜ローラー1時間。10分ウォームアップ、35分間負荷一定。しかし心拍は、最初150だったのが最後は180bpm。汗ダラダラ。クールダウン15分。

 6/12のチーム飲み会での酔った勢いでの約束で、7/24の修善寺五時間耐久レース松井さん兼古さんと組んで出場することになる。いちばん最初に自転車レースに出ることになったきっかけも飲んだ席での約束だった。うーむ、酔った勢いというのは恐ろしい。耐久レースとは言え、自転車レースに出るのは怪我をした2007年のシマノ鈴鹿以来になる。
 それにしても鈍りきった体。これを5週間でどうするかと考えた上、さしあたっての方針は、

・減量はしない。結果的に体重が減るのはラッキー。
・有酸素能力の基礎を上げるのは諦める。5週間では無理。でも週一回は100kmは乗る。
・即効性のある、インターバルトレーニングと筋トレを行う。
・睡眠と映画鑑賞の時間を確保するため、道満朝練はしない。ローラーインターバルのみ。
・よく食べ、よく眠る。

という感じ。一番の大敵は、無理の効かない体に無理を掛けて大風邪をひくことと、最近非常に調子が良くない右膝の状態が走れないまで悪化すること。これは様子を見ながらうまくやっていくしかない。で、目標は、、、三人で24周かな。

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2010/06/14

映画:ギャング・オブ・ニューヨーク

映画:ギャング・オブ・ニューヨーク

★★★☆☆
 とてつもなくお金をかけた壮大なドラマだが、中身がないというか、とおりいっぺんというか…。展開とかカットの切り替えは上手いので、2時間45分という長尺だが飽きはしなかった。でも何も残らない。能力あるスコセッシとしては失敗作。出演陣も魅力に欠ける。ディカプリオは上手くもないし魅力も感じられない。時間つぶし程度の作品。

【GPS情報】
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2010/06/13

建物をまっすぐに

 前回に続きTS35mm/F2.8 S.S.Cについて。ティルトに続いて今回はシフト。

 シフト(Shift)は、ティルト(Tilt)より知られていないかもしれない。でもこのレンズ、元もとはシフト用途で使われることが多かったのではないか。
 レンズをずらす(シフトする)ことにより、ずれた片側が拡大される(その結果、パースを変えられる)。これで先細に写るビルをまっすぐにできる。逆にずらせば先細を強調することも可能だ。
 こんな写真はどこで必要になるのか? おそらくカタログやパンフレットに載せる建物の写真などだろう。これらに載せる建築物の全景写真を撮る場合、必須の道具だったはずだ。

Tokyo Dome Hotel -Non Shift-
↑普通に撮影(シフトはかけていない)

Tokyo Dome Hotel -Shift-
↑まっすぐに見えるようにシフトをかけて撮影

 シフトとティルトの両方の効果をかけることもできる。奥行きのあるものの大きさを合わせると同時に、ピントもコントロールするのだ。
 下のTilt+Shiftでは、シフトで下側を拡大、ティルトで真ん中のボトルにピントを合わせている。水平方向にピントを合わせられないのは、ティルトとシフトのずれる方向が交差している(90度になっている)からだ。キヤノンのサービスでは、これを同じ方向にずれるようにする改造を請け負っていたようだ。実際同時に使う場面を考えると、そちらのほうが良いような気がする。

Normal
Normal

Shift
Shift

Tilt
Tilt

Tilt+Shift
Tilt+Shift

 とても興味深いシフトとティルトだが、現在はPhotoshopなどの画像処理ソフトで同様の効果を出すことができる。今となってはそちらを使う人がほとんどだ。だから、以前ほどは重宝されなくなっているのではないだろうか?

TS35mm f/2.8 S.S.C. -Body Side-

 New FISH-EYE 7.5mm/F5.6と同じく、このレンズも絞込測光。裏側に絞り連動ピンはない。ボディ側の開口部は非常に大きい。シフト、ティルトによりずれた光がフィルムに届くようにするためなのか。
 ネジが出っ張っているためケースは大きい。ケース内には、付属の三脚用の台座(写真右)の収納スペースもある。この台座、三脚を使って撮るときに、シフト、ティルトでレンズが三脚台座に当たらないようにするためのものだ。

TS35mm f/2.8 S.S.C. -Set-

 それにしても難しい。狙った効果が出るかどうかが、普通の写真以上に分からない。ティルトの場合、スプリットのずれを使わず目だけでピントを合わせる必要があるが、目の悪くなってきた五十代には辛い。シフトは建物の稜線が平行か、建物自体が真っ直ぐかなどを気にしなくてはならない。

 建物の写真を撮ることは多いけれど、カタログ写真的な全景を撮ることはほとんどない。変わった効果を出したいときには重宝するのだろうが、わざわざ持ち出すかどうかは疑問だ。気を付けないと、ネジを曲げてしまうという心配もある。やはり出番は増えないレンズになりそうだ。

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2010/06/12

映画:HANA-BI/BROTHER

映画:HANA-BI/BROTHER 映画:HANA-BI/BROTHER

HANA-BI ★★★★☆
 主人公、その妻のセリフが異様に少ない。しかし情感は伝わってくる。構成的に少々破綻しているところはあるが、良作。北野武が自分の映画で演じる役には一定のパターンがある。粗暴で最終的には死に至る。これは彼自身の願望、理想像なのだろう。

BROTHER ★★☆☆☆
 今ひとつの出来。話が暴走している。
 ゴッドファーザーなどでは戦争状態にあるマフィアの家の警備はとてつもなく厳しかった。この映画のように簡単に襲撃できるというのは、普通に考えてもありえないね。

【GPS情報】
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2010/06/11

映画:3-4x10月/その男、凶暴につき

映画:3-4x10月/その男、凶暴につき

3-4x10月 ★★★☆☆
 独特の魅力と味わいのある作品とは思うが、詰めが足りない。もう少し共感、共鳴できる何かがほしい。
 沖縄での拳銃探しとビートたけし演じる狂気ヤクザとの邂逅、浜辺での遊びはソナチネと類似。ただ楽しそうなところはソナチナのほうが上。エンディングの野球場シーンと主人公の姿、その前の爆発との関係が現実なのか回想なのかよく分からない。

その男、凶暴につき ★★★★☆
 若干甘いところは残るが優れた作品。全体をとおしても説得力がある。ただし、シナリオは北野武でななく野沢尚。
 病院に妹を迎えに行くシーン、妹を撃つ直前の表情のアップ、たけしが撃たれた後に漂う硝煙、最後に倉庫の灯りがつき消えるところ、まだまだ数多くの印象に残るシーンがある。
 出演陣ではビートたけし、白竜が強い印象を残す。そう言えば白竜は、「光州City」が発禁になったころ早稲田大学の階段教室で行われたライブを見に行ったことを思い出す。あれも30年近く前。ボスの補佐役が若松映画で主演をたくさん演じていた吉澤健だったので驚く。

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2010/06/09

CAOL ILA 12Years(カリラ12年)


 久しぶりにアイラを入手。池袋のビックカメラで4480円。河内屋だったら3699円だったみたい。でも河内屋で買うときはまとめ買いになり、、、結果的に飲み過ぎになるので…。色が浅くて、口に含んだ香りは強いけれど、心地よい重めの香りは少ないかな~。素人なので分からんが、好みからは少し外れ気味。とにかく飲み過ぎないように、一日一杯限り。

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2010/06/08

映画:スリーピー・ホロウ

映画:スリーピー・ホロウ
300人近い箱に、今日は7人。もっと有効に使えばいいのに。

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★★★☆☆
 お化け屋敷でのビックリの連続で休む間なし。練られたシナリオとミステリーだが考えるひまがなく、観客は自分の考えをもてない。だからどんでん返しのワンダー、意外性も弱くなる。とにかく必要な間が足りない。
 また、ゴシックホラー&ミステリーという内容だけど、乗り切れない。怪奇事件を追う19世紀の「科学」捜査官という設定が、ホラーを受け入れる心理的な垣根を高くしている。
 映像的には文句の付けようがないけれど、時間つぶし程度の満足感。

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2010/06/07

映画:キッズ・リターン/ソナチネ

映画:キッズ・リターン/ソナチネ
昨日一昨日より圧倒的に客層が若い。プログラムの差、映画館の差、曜日時間の差、どの影響が大きいのか。

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キッズ・リターン ★★★★☆
 文句の付けどころのない良い作品。

ソナチネ ★★☆☆☆
 文句の付けどころ、突っ込みどころ山積みの作品。ナルシスティックさを異様に感じる。
 大杉漣、寺島進、勝村政信などが非常に良い。しかし彼らの演技以外はグダグダ。

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ミニチュア写真

Around Shinjuku Station (South Gate)

 TS35mm/F2.8をオークションで入手。ただし、Yahoo!オークションには程度の良い出物が少なく、しかたなしにくeBayで…。これが初めての海外オークション利用。ああ、ついにこんなところまで手を出してしまった。

TS35mm f/2.8 S.S.C.

 TSは、Tilt(ティルト)とShift(シフト)を表す。レンズ下部の上側のネジを回すとレンズが傾き(ティルト)、下側を回すと平行にずれる(シフト)。

TS35mm f/2.8 S.S.C. -Tilt- TS35mm f/2.8 S.S.C. -Shift-
↑ティルト(左)とシフト(右)

 レンズを傾けると、ピントは傾けた軸に平行な直線(平面)にしか合わなくなる。この機能を使ったミニチュア写真はおなじみだ。ただし、最近ではティルトで撮るのではなく、ソフトウェア処理でピントをずらしたミニチュア写真が流行っている。

 ティルト機能は、ミニチュア写真を撮るためだけのものではない。特定の位置だけにピントが合ってほかはボケているようにし、そこを強調した写真を撮るためのものだろう。

Sunlight on the Sidewalk

Flower Shop

 このレンズいろいろなところが変わっている。まず、ピントが合う軸を回転できるように、マウント部分の上、ネジの下のところ、つまりシフト、ティルト機構の部分を含めて180度回転するようになっている。だから、縦でも横でも斜めにでも、ピントの軸を動かすことができる。

Horizontal Focus
↑ピントが合っている軸は水平方向

Vertical Focus
↑ピントが合っている軸は垂直方向

 シフト機能については、また別途紹介。

★このレンズの写真はこちら

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2010/06/06

映画:インビクタス 負けざる者たち/バッド・ルーテナント

映画:インビクタス 負けざる者たち/バッド・ルーテナント

インビクタス ★★★★☆
 文句の付けようのない娯楽作品。それでいて、単純な娯楽作品を超えるものが非常に多く込められている。これを今の時期に撮るという意味、意志もすごい。ちょっとあまりにもストレートで美談すぎるし、負の部分を覆い隠しているところも目立つが、とにかくまったく飽きない。いつもながらにカット、シーンのつなぎと構成に感動する。クリント・イーストウッドは偉大だ。
 出演陣はそれぞれ好演。モーガン・フリーマンは年を食ったが相変わらずうまい。マット・デイモンはラグビー選手として全然問題ない筋肉量、体格というのがすごい。

バッド・ルーテナント ★★★☆☆
 ベルナー・ヘルツォーク監督作品。しっかりと作られた映画。映像面、シナリオ、編集なども緻密。しかし今一つ乗り切れない。少々話の進みが遅く冗長なことと、主人公に感情移入できないためか。インビクタスがストレート過ぎるのに対し、こちらは整理し切れていない複雑さを与える。ニコラス・ケイジは巧く演じているし、ハラハラはさせるが、観る人はあまり彼の立場に立てないのでは。そのように作ったのか、結果的になったのか…。
 冗長で話をまとめ方に悩むと展開だが締めは上手い。ハッピーエンドでも悲劇でもない巧妙な落としどころ。大きな破綻なく、小粋な余韻を残して終わる。

【GPS情報】
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=1&lat=%2b35.73249&lon=%2b139.71395&fm=0

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開平橋で折り返し

 150~170bpmぐらいという軽め負荷で走る。上江橋から開平橋までのゴルフ場区間だけ追い込む。190bpm以上の心拍キープ。でも追い風で34km/hしかでない(トホホ)。さらにメーターを見ていて、急に動きを変えた歩行者に接触しそうになる。人の近くを通るときにメーターなど見ている私が悪い。
 開平橋で折り返し、軽い向かい風の中、150~170bpm、27km/hぐらいで帰り着く。2時間、50km。短いけれど、意外に疲労感は強い。うーむ、鈍っています。

【GPS情報】
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=1&lat=%2b35.94046&lon=%2b139.53712&fm=0

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今日も遅出

 チーム員の多くはレースなので、今週末はチーム練は不開催。
 私と言えば、木曜日に酔っぱらって膝を強打。昨日は大事をとって走らず。今日はマンションのゴミ掃除をこなしてからの出発。少し風邪気味、膝も心配、後の予定もある、、、とサボる理由はたくさん。

【GPS情報】
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2010/06/05

NEX-5

NEX-5
発売5日前だが、新宿ビックカメラには実物見本があった。少し触ってみたけれど、まったく物欲を刺激されなかった。レンズだけがばかでかくて本体は小さく質感はちゃちい、メニューが全然わからない。これを買うことはなさそう。

※6/10発売はNEX-3で、NEX-5は6/3に発売済みだったようです。

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映画:竜馬を斬った男/竜馬暗殺

映画:竜馬を斬った男/竜馬暗殺

竜馬を斬った男 ★★★☆☆
 退屈はしなかったが感銘は受けない。スピード感に欠けるのに叙情的に優れているわけでもない。竜馬側をほとんど描かなかったため、幕臣、直参、佐幕にこだわる只三郎との対比も目立たない。動機も時代性も伝わらず、空回りしている感じ。エンディングロールが現代の祇園祭なのも今一つ。
 映像的にはところどころに魅力的なところはある。赤い幕のたなびく旅籠の中での斬り合いなどは印象的。萩原健一はうまく演じてはいるが感銘を受けるほどではない、、、しかし魅力的な俳優。島田陽子が美しく魅力的。

竜馬暗殺
 一昨年、フィルムセンターの黒木和雄特集で観ている。前回よりも好印象。焦燥感、あこがれ、熱い想い、いろいろなものが伝わってくる。メインどころの、俳優みなが素晴らしい演技。演出も良い。

【GPS情報】
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2010/06/04

新たな不作為

 明石花火大会歩道橋事故で、元警官と元警備会社支社長の実刑が確定した。執行猶予なしの実刑、さらに警察の責任者だった副署長も強制起訴になる予定だ。
 死者11人の事故である。すべきことをしなかったこと、予見できなかったことによる責任を取らされるのは当然だ。
 それと同時に、この事件や薬害エイズなどが及ぼしている負の流れに気が付く。

 ウィキペディアにも少し記述があるように、この事故以降、多くの人が集中する花火大会のようなイベントでの警備、人の誘導などが厳しくなった。それと同時に、このようなイベント自体をどんどん中止する方向になっているように見えるのだ。事故が起きたときに責任を問われないように、また、面倒なイベントへの対応をしなくてすむように、このようなイベントを開かせない方向になっているように見える。
 また、厚生省官僚が有罪となった薬害エイズ事件以降、厚生労働省では新薬承認までのプロセスを増やして遅延させ、さらに製薬会社側にこなしきれないほどの問い合わせをしている。そして、「役所としてはここまで心配し、可能な限りの問い合わせをした。問題が発生したらそれはすべては企業側の責任」という言い訳、立場がとれるようにしている。このような事例は、イベント警備、新薬審査以外でも数々あるように思える。

 不作為による犯罪を戒めた近年の流れが、そのような対応が困難なイベント自体を発生させないようにして責任放棄をしている例は確かにある。このような新たなタイプの不作為を防ぐための、なんらかのメカニズムが必要な気がする。

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2010/06/01

バルベルデが2年間の出場停止

1年間かかったけれどイタリアの裁定が世界レベルに拡大。
ただ、2年間と言いながらも、2010年1月からだから実質19カ月。でも、自転車選手として旬の時期の出場停止は痛いだろう。

バルベルデに2年間の出場停止処分が下る

Valverde suspended for two years world-wide, keeps results

バルベルデは上訴するらしいけれど、おそらくひっくり返らない。
個人的にも、オペラシオン・プエルトで、ウルリッヒもバッソもマンセボもセビーヤもベロキも、実質的に制裁を受けたことを考えると、彼だけが逃れられるというのはおかしい。ただね、当然、他にも網をくぐり抜けている選手は、たくさんいるとは思うけれど…。

とにかく前にも書いたけれど、私、自転車レースが好きです。クリーンになってほしいです。ドーピングによってスポンサーも観客も離れます。厳しい検査、措置はこのスポーツが生き残るためには仕方ないと思っています。

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