映画:3-4x10月/その男、凶暴につき
3-4x10月 ★★★☆☆
独特の魅力と味わいのある作品とは思うが、詰めが足りない。もう少し共感、共鳴できる何かがほしい。
沖縄での拳銃探しとビートたけし演じる狂気ヤクザとの邂逅、浜辺での遊びはソナチネと類似。ただ楽しそうなところはソナチナのほうが上。エンディングの野球場シーンと主人公の姿、その前の爆発との関係が現実なのか回想なのかよく分からない。
その男、凶暴につき ★★★★☆
若干甘いところは残るが優れた作品。全体をとおしても説得力がある。ただし、シナリオは北野武でななく野沢尚。
病院に妹を迎えに行くシーン、妹を撃つ直前の表情のアップ、たけしが撃たれた後に漂う硝煙、最後に倉庫の灯りがつき消えるところ、まだまだ数多くの印象に残るシーンがある。
出演陣ではビートたけし、白竜が強い印象を残す。そう言えば白竜は、「光州City」が発禁になったころ早稲田大学の階段教室で行われたライブを見に行ったことを思い出す。あれも30年近く前。ボスの補佐役が若松映画で主演をたくさん演じていた吉澤健だったので驚く。
【GPS情報】
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