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2010/03/22

映画:イングロリアスバスターズ/スペル

映画:イングロリアスバスターズ/スペル
タランティーノを観に早稲田松竹に行く。併映は苦手なホラー映画。

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イングロリアスバスターズ ★★★★☆
 B級の香り漂う意味なく長いフェティシックなシーンと、適度な痛みと観客を満足させるサディスティックな終わり方が印象に残る佳作。とにかく巧妙なシナリオと飽きさせない構成の巧さに尽きる。前作「デス・プルーフ in グラインドハウス」は空回りした感じだったが、今回はタランティーノらしい骨太の娯楽作品に仕上がっている。ただ、「素晴らしい・感銘を受ける」とまではいない。何かが足りない。演技陣ではブラッド・ピット、そして若い映画館主を演じたメラニー・ロランと、この作品でアカデミー助演男優賞を取ったSS隊員を演じたクリストフ・ヴァルツが強い印象を残す。

スペル ★★☆☆☆
 うーん、B級そのものという出来で感銘は受けない。観客を驚かせる音響と飛び出す異物の連続……。パターン化しているし多用しすぎ。最後も「これでは収まらないだろう」と思う甘いハッピーエンドっぽい展開から、どんでん返しがあることを予想できてしまう。「シャイニング」や「ゾンビ」が残すような恐怖の余韻もなく、時間つぶし程度。この作品、ホラー好きの人にとっては高い評価になるのだろうか?

【GPS情報】
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