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2010/02/27

映画:アバター

映画:アバター 映画:Dr.パルナサスの鏡
諸般事情で3D映画を見る必要があり、どうせ見るならIMAX 3Dということでわざわざ車で菖蒲町まで来る。アバターという映画にはまったく興味ないのだけどね。そう、菖蒲町に来たのは埼玉クリテ参戦以来なので5年ぶりぐらい。

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★★★★☆
 3Dとしては良くできていると思う。でも人間の感覚というのはある程度で慣れてしまう。最初はだいぶ驚いたけれど、途中からは普通だった。映画自体、3Dであることを極端に強調した作りにしていないことも良いのだろう。ただ、普通よりも疲れたような気はする。
 3Dよりも驚いたのはVFX。ナヴィや異星の動植物が非常にリアル。以前(例えばジェラシックパークの恐竜)のように、粗がわからないように一瞬しか見せないとか、細かいカットの切り替えをするという姑息なことはしない。CGと実写との合成も完璧。モビルスーツとの格闘シーン、その後、人間のジェイク・サリーとナヴィのネイティリが抱き合うシーンもリアル。3Dよりもこちらのほうに感動してしまった。

 ストーリー的には良くできているし、引き込まれるところもある。ハリウッド的な王道という感じだけど、まあどうでも良いですね。「ソルジャー・ブルー」と「ダンス・ウィズ・ウルブズ」を足して2で割った感じで、宮崎駿作品の影響もありそう。
 ただ、全体としてはアメリカ先住民に対して長年やってきたことをSFに焼き直したような内容で、ご都合主義。違うのはインディアン側が勝つところ。まあ純粋な娯楽作品ですからね。でも、この作品を見た西欧人は、アメリカ先住民やタスマニア人、カリブ海の先住民、そしてイラクやアフガニスタンでやってきたこと、今やっていることに重ねるのだろうか? このあたりの意識について知りたいもの。
 出演陣はそれなり。ただ、ナヴィとして動いたCGの登場人物(?)を俳優と言えるか分からない。人が演じる「俳優」という概念でないのは確か。そういう意味では、「猿の惑星」でコーネリアスを演じたロディ・マクドウォールとは一線を画す。
 そう、シガニー・ウィーバーがナビに理解のある科学者役で登場しているのが印象的。エイリアン2ではモビルスーツに乗ってエイリアンと戦ったことがあるし、命をかけてゴリラを守ったダイアン・フォッシーを演じたこともある。なんとなくその延長、または類似性を感じる。

【GPS情報】
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=0&lat=%2b36.04.32.25&lon=%2b139.36.34.56&fm=0

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コメント

で、どうでした?
qmaさんが絶賛していたので、興味ありありなのですが。

投稿: か隊員@ローラー興業社社員 | 2010/02/28 00:35

3Dについては非常に良い意味で"普通"でした。いたずらに強調することもしていないし…。それよりも総合的なVFXがすごかった。
2D上映より400円高かったのですが、次も2D、3D両方あってどちらか1つ選ぶとしたら3Dを選ぶと思います。でもそういう機会はロードショーかつシネコンあたりでしかなさそうですが…。そう、IMAX 3Dがほんとうに凄いかは、他の3D上映方式と比べていないので分かりません。

投稿: ひゅ~ず | 2010/02/28 09:41

エド・ハリスが、ライトスタッフでは宇宙飛行士、アポロ13では管制室で司令官をしていたのも、笑っちゃいましたけど。
しかし、近頃めっきり映画を見てません。このぐらい話題になったものくらい見たいなと思うのですが。

投稿: kominato | 2010/03/01 15:23

役柄の連続性って意外とありそうですね。
私も自転車に熱中していた10年以上の時間、映画はご無沙汰状態でした。今考えると観なかったことはもったいなかった気もします。自転車の魔法が解けてしまったのでしょうね。
kominatoさんの場合、外で観るのは無理かも知れないけれど自宅鑑賞を積極的に試みてはいかがでしょうか?

投稿: ひゅ~ず | 2010/03/01 23:07

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