赤鬼
2004年10月に観てとても良かった野田秀樹(NODA Map?)の小規模演劇「赤鬼」をタイバージョンでやるということで東京芸術劇場に観に行く。タイの大衆演芸の歌劇「リケエ」に載せ替えたため、ミュージカルのような構成。当然セリフはタイ語なので、舞台左右に字幕が出る。
今回も演劇を楽しむことができる。単に「楽しむ」を越えた普遍性のあるすばらしいシナリオだ。ただ、エンディングの余韻、舞台装置を徹底的に排除して四人だけで演じた日本語バージョンのほうが良かったと思う。その幻影をこの日のタイ語バージョンの中に探し求めていたと思う。それはそれでしっかりと根ざしてはいたが、やはり日本語バージョンの再演を観たい。
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