映画:続日本暴行暗黒史 暴虐魔/裸の銃弾
「裸の銃弾」のタイトルクレジットは、「やわ肌無宿 男殺し女殺し」。
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続日本暴行暗黒史 暴虐魔
主演の山下治が脚本を書いている。戦中戦後の大量強姦殺人犯、小平義雄事件をモチーフとした作品。でも、小平芳雄事件ではネクロフィリア(死体愛好)はなかったようだ。この作品にはほとんど感銘を受けるところがなかった。多重人格、死体愛好、大量殺人など刺激的な要素は多いが、多くの若松作品にある"反逆"の精神が気迫。そういう中で、山下治の演技だけは秀逸で怪演。
裸の銃弾
ギャングを主人公としたハードボイルド調の作品。これまたこのところ観ている若松作品の中では、珍しく政治的な背景が希薄。そこそこテンポ良いが、街娼になった昔の女に再会するエピソードが尻切れトンボなこと、最後の決闘シーンのエンディングがあまりにご都合的なところが残念。このあたりを念入りに作ればもっと良い作品になったと思う。吉澤健、そして小水一男が印象的。この二人はこの時期の若松映画の常連。特に長身の小水一男は主演ではないが記憶に強く残る役柄、演技が多い。
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