映画:フィッシュストーリー/少年メリケンサック
フィッシュストーリー ★★★★☆
楽しく観る。
1975年の成功しなかったロックバンド(パンクバンド)の曲、「この曲・音楽が誰かに届くのか、届いて欲しい」という彼らの願いが、回りまわって巡りめぐって地球を救う。壮大な、ご都合主義、予定調和な話ではある。しかし、救いがあり心暖まる。音楽にしろ文章にしろ演劇にしろ映画にしろ、人の表現したものは誰かに伝わっていく。いや伝わっていって欲しいという思いに満ちているし、時としてそれは叶えられる。万物は、回りまわって、巡りめぐって何らかの影響を与えあっている。それがプラスのこともマイナスのこともあるが…。人の人生や世界の流れもそのような関連と細い糸を通って動いている。そういうとこに想いをはせることのできる映画。出演陣は皆好演、濱田岳、森山未來、天才少女を演じた多部未華子、予言少女を演じた高橋真唯、ロックバンドのメンバー全員、皆印象に残る。
少年メリケンサック ★★☆☆☆
ロックらしさ、スピリットを感じられない映画。ハードコアパンクとその時代にそれほど詳しいわけではないが、私の見て知っていた当時の音楽シーンとその感覚からはかけ離れた、頭でっかちな娯楽映画。笑わすこと、楽しませることだけを狙っているのが見えみえで興ざめ。
【GPS情報】
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