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2009/06/07

映画:狩人

映画:狩人

★★★☆☆
 1977年のギリシャ。右派の古い仲間6人が雪原で狩りをしているときに、死体を見つける。それは1949年に消え去ったはずのコミュニストの革命軍の死体だった。その死体を前にして、1949年から1977年までの右派を中心とした政治状況が回想される。
 回想といっても必ずしも若いころの姿、当時の舞台で描写される訳ではない。現実と過去を行き来するごっちゃになった描き方。ギリシャの戦後の政治状況をあまり理解していない私にとっては、少々理解するのが辛い内容。国も時代も違うが「1900年」のようなストレートな描き方、叙事詩のほうが好き。ただ、そのようなところを差し引いても伝わってくる時代感覚はある。
 終盤、パーティの席で仲間の一人の妻が実際には誰もいないのに国王とのダンスを夢想し、ファックするような仕草をする妄想シーン、それに続く革命軍の登場と銃殺シーンも解釈が難しい。ギリシャという国に生まれ、この時代を生きた人間にとっては、作品全体にわたる象徴的な描写は明確なメッセージとともに伝わってくるのかも知れない。
 映像的には水面の描き方がとてもきれい。また、顔のアップなどをほとんど使わないのも印象的。

【GPS情報】
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