Nikon SUPER COOLSCAN 5000EDを入手
宅急便で届いたのは写真趣味を復活させて以降、もっとも高価な買い物。
昨春の復活以降、撮った写真はビックカメラで現像と同時にスキャンしてもらっていた。フィルムスキャナは欲しかったが10万円以上するし、きれいにスキャンするには技術も時間も必要なので躊躇していた。最低今年の夏ぐらいまでは買わないつもりだったのだが、急転直下で購入。
急転直下の理由は5000EDが販売終了(=ディスコン)になったこと。すでに数年前に製造は終わっていてメーカー在庫を出し続けていたという噂だったが、3月下旬そのメーカー在庫がなくなったことがアナウンスされた。銀塩フィルムをめぐる現在の状況では追加生産も後継製品の可能性もない。キヤノンもミノルタ(現ソニー)もエプソンもフィルムスキャナからは撤退していて、大手光学メーカーのフィルムスキャナは、Nikon SUPER COOLSCAN 5000EDと上位機種の9000EDの2機種しかない。9000EDはブローニー判対応だけど、なんと30万円(!)。
将来ブローニーに手を出す可能性もゼロではなかったし、5000EDにするか9000EDにするかをずっと悩みつつ出費を考えると「とても買えない」と思っていたところに、今回の5000EDの販売終了騒ぎ。使うか分からないブローニー、30万円という超高価格、でかい筐体、IEEE1394専用などを考えて9000EDは諦め、ショップ在庫で残っていた5000EDを先週末に発注。なんとかギリギリで手には入ったが、昨年夏より21割ぐらい高いという悲しいおまけ付き。
この決断により将来の写真趣味や機器にいろいろと制約、条件が加わる。
(1) ブローニー判カメラや、富士フィルムの35mmパノラマカメラ TX-1、TX-2には手を出せなくなった(残念なのか良かったのか…)。
(2) 今使っている5年前のパソコンでは、おそらく力不足。新たなパソコンとストレージを用意することになりそう(トホホ)。
(3) 次のパソコンにIEEE1394は不要になったので、おそらくエプソンダイレクトのミニタイプ。
いずれにしろ、まずはマニュアルを読まなくてはいけない。ああ面倒。将来待っている出費と作業時間を考えると、「ギリギリで手に入って嬉しい」とは、単純に思えない。だいたい4000dpiの高解像度を使う機会などあるのだろうか、、、と、ふと我に返る。
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コメント
遂に!ですね。
ランニングコストはどの程度掛かるのでしょう。ぜひごく内輪の銀塩ユーザーに外販して下さい。
投稿: amat | 2009/04/16 11:58
こんなんじゃあきませんの?
http://cweb.canon.jp/canoscan/lineup/lide700f/index.html#tabNav
投稿: 泥山田 | 2009/04/16 13:04
>amatさん
ランニングコストは電気代くらいなものでしょう。ただ、大容量と負荷の高い処理に耐えられる環境が必要になると思っています。お試しはいまのPCでやる予定ですが、本格稼働はPC買い換えないとだめかな。ストレージもTIFFで1枚200MB、JPEGでも20MBという(不確かな)話があって鬱になります。
でも最大のネックは、処理・操作時間と手間なんだと思います。なので依頼を受けてのスキャンにはそうそうお応えできない見込みです。逆に、amatさんにならば1週間貸し出しとかは(おそらく)可能と思います。順調に動き始めたらご相談に乗ります。これまた噂ですが、傷の入ったフィルム、退色したフィルムの修正能力はすごいらしいですよ。
投稿: ひゅ~ず | 2009/04/16 20:47
>泥山田アニキ
安さは魅力的だけど、スキャン時間(5000EDは最短20秒、処理を加えても数分)、6枚連続で自動スキャンできること、dpiで測れない仕上がりの品質などは、だいぶ差があるのではないかと思っています。いや、差がないと困る。こんな高いもん買ったんだから…。
でも、8800Fでブローニー判のスキャンができるのは魅力的ですね、、、ってどこまで物欲に侵されているのか…。
投稿: ひゅ~ず | 2009/04/16 20:53