« 映画:アフタースクール/ジャージの二人 | トップページ | Web記事:ピナレロ社より告知「パリカーボン偽造フレームに関する注意」 »

2009/02/09

トヨタの闇

 効率の良さ、国際的な競争力の強さ、格好良い商品群を生み出す世界のトヨタの労働環境の実情を紹介した書籍。この本で述べているようにトヨタの広告費の巨大さにより、トヨタ批判が生まれにくいマスコミ・出版環境にあるのは確かだ。そのような中、このような本が世に出ることの意義はある。
 ただ、批判することがタブーな会社、業界はトヨタだけではない。エネルギー産業、税務署関連、宗教関連、皇室関連など、いろいろなところにタブーや自己規制はある。本で紹介された内容もたしかに過酷と思えるところはあるが、この手の労働環境、御用組合以外の組合活動潰し、企業内社会に順応させるための洗脳などは他でも良く聞く話でもある。
 そうは言ってもね、(繰り返しになるが)最大級のタブーであったトヨタの例として著されていることは大きい。

|

« 映画:アフタースクール/ジャージの二人 | トップページ | Web記事:ピナレロ社より告知「パリカーボン偽造フレームに関する注意」 »

コメント

読んでみました。営業損益だけでも小さな国
ぐらいある巨大企業も、いろいろ問題ありそうですね。生産方法ばかりにスポットを宛てがちですが、うまくゆかない部分も勉強になりそうだなと思いました。

投稿: ローラーまん | 2009/02/09 14:04

生産方式をはじめ良いところばかりが報道されていますよね。たしかにうまくいかないところこそ、他にも役立つ情報なんでしょうがテレビや新聞ではまったく出てきません。知り合いもいないし、内情ってわからないです。

投稿: ひゅ~ず | 2009/02/11 00:36

数年前、クルマが売れなかったときにグリーン化税制を決めた。その委員にオクダ氏がいましたね。
簡単に言うと、古いクルマには、増税。新車には減税だった。
皇室のクルマもトヨタですよね。

投稿: MoBlue | 2009/02/12 16:30

国策として、車(少し前までは半導体、家電、コンピュータもですが)に有利な政策を施していますよね。その分、為替面や人材面、その他の面で農業などが虐げられていると思います。でも、この経済状況と環境重視で少しは(構造が)変わっていくのではと期待しています。

投稿: ひゅ~ず | 2009/02/14 19:15

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トヨタの闇:

« 映画:アフタースクール/ジャージの二人 | トップページ | Web記事:ピナレロ社より告知「パリカーボン偽造フレームに関する注意」 »