« ネパールで食べたもの-その3 | トップページ | 1/30:朝ローラー »

2009/01/29

映画:青春群像

映画:青春群像
吉祥寺バウスシアターでのフェリーニ特集。この映画館に最後に来たのは2520年前ぐらいの『レポマン』以来かも。吉祥寺に来るのも何年ぶりか分からない。

---------------
★★★☆☆
 働き口のない田舎町の青年たち、その焦燥などを描いたところは侯孝賢の『風櫃の少年』に似た印象を受ける。終わり方、旅立ちは『祭りの準備』を思わせる。これらより『青春群像』のほうが遙かに昔のなのだが…。そういう意味では普遍性のあるテーマと捉え方なのだろう。
 随所にフェリーニらしさを感じることのできる作品だが、まだ洗練されてはいない。シナリオ、画作りは荒削り。予定調和的な終わり方、ファウスト夫婦の比較的安易な収まり方など、後年の作品に感じるような唸るほどの出来映えもない。でも、このあたりが彼の出発点だったのだろうと感じられる。

|

« ネパールで食べたもの-その3 | トップページ | 1/30:朝ローラー »

コメント

関係ないですが・・・画像の007、先日見ました。前作からの続編で結構面白かったです。この2作品、なんとなくマッド・デイモンのボーンシリーズと同じような雰囲気がします。だから好きなのかな。

投稿: asa | 2009/01/30 21:41

007、、、スパイ、サスペンス、アクション系の王道ですね。もう何年も(いや何十年も)観ていません。最後に観たのは「黄金銃を持つ男」で、三代目ボンドのロジャー・ムーアだったかな。今は何作目、何代目のボンドなんでしょうか。

投稿: ひゅ~ず | 2009/01/31 11:07

ご無沙汰しております。
吉祥寺在住の僕は時々お世話になっているバウスシアター・・
僕も先日10何年ぶりに『8 2/1』を観て参りました。

いやー、それにしてもネパールの写真楽しいです。

投稿: IMAO | 2009/02/03 12:22

吉祥寺とは羨ましい。高校は井の頭線沿線、当時自宅は高円寺、大学は国分寺だったので、飲み会や喫茶店でのダベり、深夜の井の頭公園の徘徊とか懐かしい街です。でも不思議に吉祥寺で映画はあまり観てないです。
今回、未見の「青春群像」だけはなんとかやりくりしたのですが、8 1/2も「完全修復ニュープリント」。しかし時間が合わずで観れません。紹介サイト見ると、「25年ぶりの上映」って書いてあるのですが、私が観たのもおそらく10年ぐらい前。25年も開いていないと思うのですが…。

投稿: ひゅ~ず | 2009/02/03 21:13

ネパール写真は被写体が魅力的なんだと思います。素朴な人々と風景、山岳民族っぽい赤の強い原色の衣装、強い光。被写体としては最高でした、、、が、腕が追いつかない。

投稿: ひゅ~ず | 2009/02/03 21:15

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画:青春群像:

« ネパールで食べたもの-その3 | トップページ | 1/30:朝ローラー »