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2009/01/13

FDレンズの分解

 FDレンズを分解してのニコイチに挑戦する。
 2個とも、FD 50mm F1.4。旧FDでも初期のタイプで、いわゆる銀枠レンズ。少し後に出たFD 50mm F1.4 S.S.C.はフィルターを取り付けるレンズ先端部分が黒色になっているが、こちらは銀色のメッキ。
 左は絞りリングの調子が悪いけれどレンズは良好。右はレンズ内にカビがあるけれど他は良好。ということで、左のレンズを右に移植しようという目論見。
 実は、右のレンズを完調に持っていきたい別な理由があるのだが、それについてはそのうち紹介
Img_2298

 参考にしたサイトはこちら(ありがとうございます)。使った工具(道具)は、精密ドライバー、ピンセット、爪楊枝、カニ目回し吸盤オープナーレンズサッカー、白手袋。

 まず吸盤オープナーでレンズの銘板を回して外す。
Img_2286

 次にカニ目回しで、前玉ユニットを回してネジが外れたら、レンズサッカーを使って前玉ユニットを取り除く。
Img_2288

 これを2個のレンズで行い、左の前玉ユニットを右に移し、逆の手順で組み立てて前玉側は完了。

 次に後玉の交換。マウント部分を固定しているネジを外す(銀色部分のサイドについているネジではないので注意)。3箇所のネジを取り除いたら、マウント部分を持ち上げて外す。
Img_2291

 カニ目回しで後玉を外す。今回は一番後ろのレンズのみの交換だけで済んだので、これ以上は分解しないで終了。
Img_2290

 で、一応出来上がったのだが、どうも無限遠が微妙に出ていない気がする。うーん、無限遠を合わせる方法はネットにもないみたい。困ったな。まあ出ていないと言ってもほんのわずかなズレだから知らぬふりして使うか、それともメンテナンスに出すか…。

 この作業中に気がついたことなどは以下のとおり。

・カニ目回しを使うときは、カニ目回しを固定してレンズを回したほうが安全に安定して回せる。

・外したマウント部分を取り付けるときは、下の写真の上側にある○部分が金属板の山の右側になくてはならないこと。またこのポジションに持っていく方法は、絞りレバーを締めた状態でこの○部分を爪楊枝などで外に持っていくと金属板を動かすことができる。
Img_2293

 これについては参考サイトにあるPDFファイルにも詳細な情報がある。ただしこのレンズとは若干形状が異なるようだ。

・絞りリングを誤って外すと微小なベアリングが外れるし、リング内側のバネが外れたりして組み立てが著しく困難になる。このため絞りリングは(整備の必要がない限り)外さないようにする。

・銀枠の同じレンズ2個だったが、微妙に形状が異なる。マウント部分を固定するネジがプラスとマイナスで違ったり、マウント側の内側の爪の形状が異なったりと微妙に変更されている箇所がいくつかある。

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