« 久しぶりの39-18飲み会 | トップページ | 鬱々お気楽 »

2008/10/23

詐欺師入門 騙しの天才たち その華麗なる手口


 先日観た「スティング」の元ネタ本ということで、購入。
 文句なしに面白い。文字量が少ないこともあるけれど、一晩で読み終えてしまうぐらい面白い。
 1900年から1940年ぐらいまでの信用詐欺の見事な手口、詐欺師の習性、カモの性格、フィクス(もみ消し)の実態を克明に描いている。単なるルポを超え、小説のような色合いもあるし、娯楽本としても一流。しかし、著者は言語学者で、詐欺師独自の隠語の研究の結果、生まれた本とのこと。このような価値ある本、資料が後世に残ることになったことの偶然の経緯に感謝したい。
 「スティング」で使われた詐欺、財布のすり替え、いかさまポーカー、電信なども詳しく紹介されている。映画の最後の銃撃の部分も「カックル・ブラッダー」としてちゃんと手法化されていたことにも驚く。
 コンゲーム(信用詐欺)の小説、映画は面白い。20年以上前、NHKでトニー・カーティス主演の詐欺師の軽快なドラマ「マッコイと野郎ども」には熱中したし、これまた好きだった「西部二人組」の中にも詐欺を題材にしたものがあった。ドナルド・E・ウイストレークのドートマンダーものも犯罪の中に詐欺の要素の強いものが多い。これらには惹かれるものがある。騙す=知的ゲームということに対する憧れがあるのだろうか…。

|

« 久しぶりの39-18飲み会 | トップページ | 鬱々お気楽 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 詐欺師入門 騙しの天才たち その華麗なる手口:

« 久しぶりの39-18飲み会 | トップページ | 鬱々お気楽 »