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2008/10/12

映画:赤い砂漠/イノセント

映画:赤い砂漠/イノセント
文芸坐の「ヨーロッパ映画の巨匠たち」という日替わり特集。
ミケランジェロ・アントニオーネとルキーノ・ヴィスコンティの組み合わせ。

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赤い砂漠 ★★★☆☆
 映像的には適切な感じ。巨大なアンテナ、工場、霧の中の船などを美しく描く。演技も適切。観る者の緊張感を維持させるコラド技師の存在と関係なども巧妙。でも、話全体には空虚さを感じる。心の病と揺れ動く気持ち、周りとの関係を丹念に描くが、薄い中身と感じてしまう。
 映画全体、背景音が流れている感じ。ドローンのような、はたまた主人公の幻聴のよう。工場や船のダイナミックかつ空虚な情景とこの効果音で独特のムードを出すのに成功している。

イノセント ★★★★☆
 ナルシスティックでエゴイスティックな中年のイタリア貴族の生き様を描く。ヴィスコンティらしいテーマと作風。20歳前後にテレビ放映で一回観ており、だいたいのストーリーは把握していた。
 自分は愛人に走り、美しい妻には「妹のようにしか思えない」と突き放し、その妻に愛人ができ、愛人の子を孕むと嫉妬に狂いまくる。嫉妬、焦燥、自惚れ、心模様の変化をていねいに描いている。クローズアップ、その切り替えが上手い。完成度は高いが、感銘を受けるとか、溢れる感動とかはない。登場人物への感情移入がし難い感じだからか。なんとなく登場人物から距離を置いた作り、撮り方に感じる。

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