映画:尼僧ヨアンナ
久しぶりにフィルムセンターに。ほぼ満員。年齢層がかなり高い。
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★★★☆☆
映像は見事。パンしたり動かしたりの表現がすばらしい。荒涼とした大地に立つ修道院、宿屋、その中で繰り広げられる悪魔払いと人間模様をカメラが見事に捉える。
ストーリーは評価が難しい。神父のヨアンナへの愛は理解でき、感じることができる。ただ、その質、表現、最後の行動がしっくりこない。クリスチャンであれば違うのかもしれないが、私は無宗教。ヨアンナにとり憑いている「悪魔」の性的な部分に、フロイト的な「精神の病はなんでもセックスがらみ」(←不正確)みたいな解釈をしてしまいそう。また、殺された二人については、彼らになんらかの罪があったことを表しているのだろうか。うーむ、映画全体で感じるものはあるが、具体的、具象的なところを理解するのが困難。
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