1勝3敗…ダメでした(泣)
この2年ほどLPレコードをがばがば買った。で、数えてみたらだいたい230枚ぐらいと、お馬鹿の極限。
これだけ入手するとトラブルのあるものも混ざっている。その第一がノイズ。埃や汚れ、黴によるノイズによるトラブルはレコードを洗うようになってだいぶ解消された。だいたい洗ったものの3分の2以上は改善する(つまり1/3は解消されない)。時として新品同様に近いところまで戻る場合もあり全体として見れば効果はある。計20~30枚は洗ったかな。
もう一つはレコード自体の反り、曲がり。この2年間で、反りが強く針飛びして再生できないものが4枚、かなり曲がっていて針飛び寸前、音に若干のうねりが出るものが3枚。これもなんとかしたい。ということでチャレンジ。
ちまたではレコードの反りを修正する専用装置も売っている。でも、中古レコード店でもなければ元がとれない。で、自分で工夫。
30cm四方(本当はもう少し大きいほうがいいのだけど、このサイズだと安かったので)、厚さ5mmのガラス板を2枚、通販で購入(1500円)。レコードを挟み、ターンクリップでがっちりと押さえる。埃除けのビニール袋に入れてバスタオルで包み、さらに電気毛布で包む。一晩(6時間ぐらい)加温、翌朝スイッチを切り、包んだまま夜まで自然冷却。
で、チャレンジしたけれど、1枚目(ツェッペリン1st)は温度が高すぎたのと急冷したせいかヘコヘコにゆがんでしまう。2枚目の「Bud Powell in Paris」は、試しながら毎晩少しずつ温度を上げ、なんとか成功。針飛びせず聴けるようになった(ただし少し反りは残る)。だいたい50℃から55℃くらいの温度かな。
「よしマスターしたぞ!」ということで、同じ温度でアフリカ音楽(リンガラのLP、入手困難)にチャレンジ。が、、、反りはなくなり平らになったが変な歪みができた。一部真円でなくなったのと歪みで激しい針飛び。ふー、だめだ。4枚目の「Penguin Cafe Orchestra」では再び慎重にトライするが、ごく一部の反りしかなかったのに終わってみたらレコード全体に大きな反りが…。だめです。針飛びます。かけられません。ふー、4枚チャレンジして成功は1枚だけかよ…。ああ、ダメだ。
専用装置と比べて、温度をかける時間が長すぎることと、ガラスなので温度ムラが出来やすいことが失敗の原因ではないかと思っている。次はガラスの外側に、さらにアルミ薄板を入れて挟もうかと思っている。ただ、もう針飛びするレコードはないし、大きく曲がっているけれど針飛びまではせず一応聴くことのできるレコードを実験台にするは危険すぎる。今後入手するレコードで曲がって針飛びするものがなければ、再チャレンジする必要はないのだ。今はそれを切に祈る。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント