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2008/06/06

Canon F-1 -(1) F-1至上主義-

F1_01
Canon F-1, FD55mm F1.2 S.S.C. (撮影:CASIO EXILIM EX-Z4)

 1972年、中学校に入ったときに、キヤノンのレンジファインダー(レンズシャッター)式のカメラを買ってもらった。正確には私専用ではなく、前年に紛失した家のカメラの代替として買ったのだが、使ったのはほとんど私だった。そのキヤノネットというモデルで、友人と頻繁に蒸気機関車を撮りに行った。
 買ったカメラにはキヤノンの総合カタログが付いていた。これはメカ好きの子供にとっては目の毒、はたまた「猫にマタタビ」である。飽きることなく、穴があくほど眺めて、このカメラを手にしたらどういう写真を撮るという空想を巡らしたものだ。
 カタログのトップを飾っていたのは、その前年発売されたCanon F-1であった。メーカーのカタログだから、美辞麗句の嵐、「これがあれば素晴らしい写真の世界が君を待っているんだよ」的な宣伝文句がてんこ盛りだったはずだ。でも奥手の中一坊主には、それを見分ける批判精神が欠如していた。で、頭の中に、「Canon F-1至上主義」が刷り込まれていったのだ。当時、もしニコンのカタログをエサとして与えられていたら、「Nikon F2至上主義」になっていたことだろう。偶然、手にして眺め倒したカタログがキヤノンのものだっただけのことだ。
 カメラに熱中していたのは中学校の3年間で、それ以降は気にはなっていたけれど写真趣味からは少し遠ざかっていた。その後、三十過ぎの2年間ほど、仕事で職場の一眼レフを使って月2、3回、フィルムを3~5本ぐらいずつ撮る機会があった。当時使ったのはニコンの一眼レフ、FM2とかF3だったような気がする。メーカーは違えど、そこで再び「カメラって面白いな、特に一眼レフは…」というような刷り込みをされた。で先日、36年目にしてついに手に入れたのだ。
 それにしても最近、LPレコード蒐集に熱中しているし、少し前はLD(レーザーディスク)やVHSをハードディスクに落とすのに凝った。今度は銀塩カメラに手を出すなんて、完全に回顧的なアナクロ・アナログ趣味オタクだ。この次は、クロモリの時代物の細身フレームと金属フルレコードの自転車とかに行くかな。

※Canon F-1がどのようなカメラか、どのようなスペックかについては語りつくされている。カメラ素人の私がここに書いても今まであった資料や文章などの焼き直しにしかならない。ということで、この下で紹介しているサイトを参照してください。
アカギカメラ
ネコカメ

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