映画:ウディ・アレンのマンハッタン殺人ミステリー/タロットカード殺人事件
早稲田松竹でウディ・アレンの殺人ミステリー2本立て。
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ウディ・アレンのマンハッタン殺人ミステリー ★★★★☆
ミステリーとしては穴があるけれど、コメディとしては秀作。
他人の部屋に忍び込んだところに、部屋の主が帰ってハラハラドキドキさせるところなどは、典型的だがはまる。また、夫婦の危機をうまく絡めているところも巧妙。ただ、ウディ・アレンの映画らしく、神経症のようなキンキンしたようなところは健在で、そこはちょっと鬱陶しい。でも総合的には文句の付けにくいレベルに達している。
タロットカード殺人事件 ★★★★☆
ニューヨークが舞台でないし、ウディ・アレンが脇役的な役柄なこと、キンキンした感じのパワーが弱いことに時代性と彼の加齢を感じる。ただ、コメディとしては洗練されている。最後に、奇術師が死んで、地獄の船の上で奇術を披露するところなどは大いに受ける。もう熟練の技の域に達している。
※この両作品、すごく退屈はしなかった(と思うのだ)が、上映中、何度も時計を見てしまう。頭でっかちで押しとアクが強く、少々食傷気味になるのかな。でもレベルは高いんだよね。ウディ・アレンの映画っていつもこんな感じ。
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