映画:ヒロシマナガサキ/夕凪の街 桜の国
ヒロシマナガサキ ★★★★☆
広島、長崎に落とされた原子爆弾をめぐるドキュメンタリー。日系三世スティーヴン・オカザキ監督のアメリカ映画。人々の証言が中心で、科学者や搭乗員の話もあるが、メインは14人の被爆者の証言。アメリカでアメリカ人向けに作られた作品だとしたら、その点で成功しているのかを知りたい。
内容は、論評することが困難なぐらい重く厳しい。鮮烈なイメージを与えられる。襟を正して座り受け入れていくしかない。日本でも風化は著しいけれど、興味のない日本の若者にとって「観たい」という作品にはなっていないところを感じる。そこは残念。
夕凪の街 桜の国 ★★★☆☆
「ヒロシマナガサキ」を観た直後にこの作品を観ているので、客観的な評価はしにくい。前の作品の鮮烈かつ悲劇的なイメージをどうしても引きずってまう。そうではあっても、前半の「夕凪の街」のストーリーは悲しみは伝わってきやすい。こちらのヒロイン麻生久美子が強い印象を残す。対して後半の「桜の国」のほうはお話にならない出来。元のストーリーの良さだけでかろうじて観ることのできるレベル。
そう、「夢」とか「8月のラブソディ」、「木村家の人びと」、「親子ジグザグ」などでとても印象に残った子役だった伊嵜充則(伊崎充則)が旭の青年時代役で出演していて驚く。彼ももう30歳らしい。
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