映画:エル・マリアッチ/子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる
今日でこのシリーズもおしまい。18本中16本を観たことになる。外れもあったけれど、比較的当たりが多かった。
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エル・マリアッチ ★★★★★
いやー、渋くて格好いい映画だ。粒子が粗く、ちょっと退色したような画面。どのようになるか先の見えない展開。片手を失いバイクで旅立つという、ちょっとだけ「狂い咲きサンダーロード」をほうふつさせるエンディング。パワーとスピードで押し切る感じでもないし、中だるみもある。でも、全体をとおすとすごく良いのだ。歌手がバスタブで、ナイフを突き付けられながら即興で唄う歌とか、最初と最後に小物(?)として出てくる亀とか、ペーパーナイフとか犬とかの使い方もうまく、とても印象に残る。完璧さはないけれど、観終わったあとに映画的な快感をばっちり残してくれる作品。
今回観た2本の監督作品のせいでロドリゲスのファンになってしまった。それにしてもだ、、、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(夕暮れから夜明けまで)も「エル・マリアッチ」(歌手のエル(マリアッチのエル?))にしろ、もう少しまともな邦題を付けたほうが良いのでは。
子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる ★★★☆☆
オーソドックスで手堅い作り。予定調和的な話で結末も見えけれど、お色気や殺陣も適切に配置されていて飽きない。でも手堅すぎて、意外性とか驚きが少なくてダメかも…。これは子連れ狼のストーリーを知っているというのもあるかな(マンガは全部読んだ)。映像的もワンダーはなかった。
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