映画:ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ/Block Party
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブを観に相方と早稲田松竹に。ここに来るのはおそらく25年ぶりぐらい。
で、意外なことにオマケで観たBlock Party(ブロック・パーティー)に二人して感動する。
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ ★★★☆☆
ライ・クーダーが"発掘"したキューバ音楽の老巨匠たちの姿、演奏を描く。ヴィム・ヴェンダース監督。
演奏部分は楽しいのだが、インタビュー部分は若干退屈で、最近の夜更かしのせいか何回か眠ってしまう。
楽しいしパワーも感じるのだが、過去の栄光を今再現するような演奏。人生の終わり間近を感じる演奏家も多くちょっとしんみりする。映像は格調高く、出来も良い作品。眠ってしまったことを申し訳なく感じるくらい。
Block Party/ブロック・パーティー ★★★★★
2004年にブルックリンで行われたヒップホップ系のコンサートの記録映画。
「すごい」の一言。ラップ、ヒップホップ系の音楽はあまり聴かない。持っているCDもアレステッド・ディベロップメントの1、2枚目ぐらいだ。この映画に出てくるミュージシャンもまったく知らない人ばかり。さてどうなることかと観てみると、これがぐっと引き込まれる。
記録映画ではあるが、主催者の毒舌コメディアン、デイブ・シャペルの喋り、主張も強く表れていて、単純な「記録」を超えたところもある。
なんといっても演奏するミュージシャンのパワー、歌詞がすごい。ラップはやはり歌詞が分かりながら聴くとぜんぜん違う。さらにブエナ・ビスタと違い、こちらは今の時代のもっとも熱いストリートの音楽だ。知らないミュージシャン、知らない身近でない音楽でもその熱さが伝わってくる。そのなかでも、二人の女性歌手、エリカ・バドゥとジル・スコットは良かった。この二人のアルバムは買ってしまうかもしれない。
いやー、二本立を見るときって、まったく期待してないほうの1本が、時として大当たりのことがあるから面白いね。
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