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2006/12/11

下流喰い―消費者金融の実態

読了。非常に興味深い内容。
消費者金融(サラ金)の高金利が多重債務者を作り、それがヤミ金への流れにつながっている。グレーゾーン金利が消費者金融を大もうけさせている。少々強引なところはあるにしろ、このような著者の主張には概ね同意できる。
ただ勤労者の1/4、2000万人が消費者金融の顧客で、多重債務者が350万人いるというのは、自分の身の回りの実感からは信じられない。これが「事実でない」というのではなく、私がそこから遠いところにいる。私は「借金=悪」という感覚が強い。住宅ローン以外で大きなお金を借りたことはないし、今後も可能な限り借金をしないで分相応に暮らしていきたい。でもそういう価値観自体が「古い」ものになり、ひとつ間違えるとそれさえを守ることができないセーフネットのない社会になってきているのだろう。

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» グレーゾーン金利、改正貸金業規制法が成立! [今日の気になるニュース@総合]
消費者金融など貸金業者からの多重債務問題の温床となっている「グレーゾーン金利」 13日午前中の参院本会議において、改正貸金業規制法や改正出資法など消費者金融をはじめとする貸金業者への規制強化のため、一連の関連法が全会一致で可決され、成立しました。 今回、成立した一連の関連法は、刑事罰を伴う出資法の上限金利(*1)を利息制限法(*2)の水準に引き下げて、消費者金融など貸金業者からの多重債務問題の温床となっている「グレーゾーン金利」を撤廃す... [続きを読む]

受信: 2006/12/14 15:27

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