映画:イン&アウト/ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
社休日なので映画を観る。で、新文芸座に…。え、自転車乗らないのって?
うーん、都心乗り用の安MTBが欲しい今日この頃。ただ置き場所ない。
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イン&アウト
結婚を3日後に控えた田舎町の教師。教え子の映画スターがアカデミー賞授賞式で恩師の彼がゲイと発言したことから大騒動に巻き込まれる。
ゲイであることの否定、婚約者との関係、カミングアウト、教師の職を失うかどうかなどが、コメディタッチの娯楽映画として描かれる。主人公の描き方があまりにも表層的だし、話の展開もご都合主義的。しかし、シナリオ、カメラ、演技など、ハリウッドの娯楽映画らしくしっかり作ってあり退屈はしない。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
凄いです。堪能しました。このところ観た映画の中でも1、2を争う面白さ。素晴らしい! でも面白くはあっても、良い映画かと言われると答えは「No!」。ロック、それもグラムロックからパンクあたりの音とその時代性、文化が好きな人間にはこたえられない内容。でも興味のない人間にとっては、訳の分からないうるさい狂気の映画。
バンドの演奏、曲ともに優れている。ブロンドのかつらをつけて歌う姿はジギースターダスト、最後に上半身裸で歌う姿はイギー・ポップを彷彿させる。歌とパフォーマンスの源となる怒りと孤独、ロックを通しての自己表現などもストーリーの中で見事に描ききっている。ロック好きのツボを押さえた最高のカルトムービー。
ただこの日、平日昼間の入りは2割弱。その多くは60歳以上の老人だった。どう考えても彼らが感じることのできる映画ではなかった。実際隣のとなりの席の老婦人は眠っていた。
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