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2006/11/07

映画:キル・ビル/キル・ビル Vol.2

映画:キル・ビル/キル・ビル Vol.2

仕事終了後速攻で新文芸座に行く。ロードーショーの時に興味はあったのだが当時は映画から遠ざかっていたので見逃していた作品。

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キル・ビル
 教会で婚約者から参列者まですべてを殺され4年間の昏睡状態に陥った女性。彼女が目覚めての復讐劇、、、と書いてもこの映画の何も伝わらない。
 最初のモノクロの暴力シーンから度肝を抜かれる。顔のアップ、指のアップ、カットの切り替えがすごい。「格好良い」と最初の三十分はつくづく浸っていたのだが、そこからはあまり感じない。格好良さが落ちたというより慣れてしまった。
 それにしてもここまで荒唐無稽な作りとは思わなかった。ほとんどタランティーノの遊び。公開当時言われていたようにやくざ映画への愛着を感じさせる内容。ただし黄色いツナギでの闘いは、ブルース・リーの死亡遊戯そのもの。
 ストーリーは分からないことだらけ。そうは言っても場面とエピソードの展開、映像、シーンの繋ぎは抜群にうまい。まったく飽きることなくVol.1は終わる。
 エンディングのクレジットが長く、ボーっと見ていたらSpecial Thanksに石井聰亙の名前を見つけてびっくりする。

キル・ビルVol.2
 前作を引き継ぐ展開となってはいるが、うって変わってしっかりストーリーがわかる作り。Vol.1では謎をふりまき、超派手な殺陣とバイオレンスの連続だった。その謎を解きながら、そして説明的なエピソードを加えながら進んでいく。墓の中に閉じ込められたところからどうやって脱出するかと思っていると、突然昔のカンフーの修業の回想シーンになり、それが脱出につながっていく。良く考えるとわざとらしい作りだが、観る人にそれを感じさせない。
 Vol.1ではやくざ映画の影響が強かった気がするけど、こちらはマカロニウエスタン、カンフー映画のエッセンスが満載。突いて死に至る技などは北斗の拳をモチーフにしているみたい。
 予想されたことではあるけど、和解にいくかのかと思わせてやはり最後は闘うことで観客を満足させる。そしてとちょっとしんみりした感覚を植え付ける。正真正銘のB級アクション映画であるが、それを超えた芸の極みの域。十二分面白く、楽しみ、堪能した。まるでジェットコースターの4時間。タランティーノすごい。

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» 06-D88 キル・ビルVOL2 [奇跡の人の映画部屋]
「1」より面白くない、って聞いてましたがなかなかどうして面白かったです。「1」が「闘い」なら「2」は「愛」ですね(笑)、結婚式を襲われた理由があんな事だったなんてお釈迦様でも気が付くまいって感じです。 にしても「ザ・ブライド」こと「ユマ・サーマン」を... [続きを読む]

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