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2006/01/18

ソニーブランド

 amatさんの書き込みを読んで、コメントしようかと思ったけど、長くなったのでこちらに。

        *          *          *

 "SONY"は憧れのブランドだった。二十数年前に買ったWalkman Proの音質、操作性、耐久性は素晴らしいものだった。業務用(放送局用)映像機器の性能も図抜けていると、いろいろなところで聞いた。
 ソニーというと、「デザインが良く、斬新な機能、おしゃれなムード」だった。二十歳過ぎまでは、盲目的なソニー信者だったかもしれない。
 その後、痛い目にあった。学生時代に無理して買った当時6万円のカセットデッキ、三十歳前に20万円近く出した据え置き型8mmビデオデッキがひどかった。駆動系がすぐ壊れた。8mmビデオは3、4回は修理に出した。このころからソニー製品全般の品質に対して、強い疑いをもつようになった。今の私のソニーブランドのイメージは「壊れやすい半製品、ユーザーインタフェースが悪い」に尽きる。

 個人的には、ヘッドフォンあたり以外のソニー製品は、もう一切買うことはないと思う。ハードディスクレコーダーを購入する際も、"SONY"というだけで、購買対象から外した。
 最近、友人や同僚の間では「ソニータイマー」という言葉が定着している。製品の保障期間を過ぎると、とたん壊れ始めることが多いから、このように言われるようになったようだ。

 この10年のソニーというとVAIOなのかな。格好の良さと独自ソフトの機能で売ったVAIOもデザインや性能で、他メーカーに対して一時ほどの優位性はない。
 WalkmanはiPodにやられ、液晶テレビでSharpにやられ、パソコンも頭打ち。凋落の原因は、新しい時代に着いて行けてないことだけど、品質の問題も絶対大きいと思っている。

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コメント

反対意見も根強いブランドだと思うのですが、身の回りには居なそうな感じ。
「でんすけ」や「ウォークマン」はもはや伝説なんですね。

投稿: amat | 2006/01/18 13:38

ソニー信仰が厚いのは、私とか松井さんあたりから少し上の世代の気がします。ウォークマン、トリニトロン、デンスケの世代ですね。

ソニータイマーと現在のブランドイメージについては、『ウィキペディア(Wikipedia)』が詳しいです。ぜひ、ご覧あれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC

投稿: ひゅ~ず | 2006/01/18 15:04

ふと気付く。
ソニーブランド、ソープランド。文字面が似ている。

投稿: ひゅ~ず@眠いゾ | 2006/01/18 17:27

私は(43歳)以前はまあまあソニーが好きでした。しかし、ハンディカムの不具合が何度治してもだめ、それ以前のディスク万の不具合などで徐々に不信感を募らせ、さらに値段設定で嫌いになりました。

ソニーショックの数年前からソニーはだめだとの風潮が徐々にネットで高まっていたのを覚えていて、皆同じように感じているのだなと思っていました。

ちなみに、シャープは耐久性で劣るけれど安いからテレビはシャープ。そのほかはパナソニックが好きではありました。それだけに今回のファンヒーター問題はちょっとショック。

投稿: kona | 2006/01/18 18:35

人間、一度一つの会社の製品でひどい目に遭うと忘れませんよね。口コミで自分だけでないと知ったら、さらにそれが強くなるし、もう私のソニー観などは一生ものかもしれません。

ハードディスクレコーダーでは、自宅(東芝)、家内実家(パナ)、両方の機器選定と基本操作を習得しました。で、思ったのはパナの使いやすさ。ほんとうに家電では秀逸です。
今回の石油ファンヒーターは大きな汚点ですが、その汚点を全力で補おうとしているところが、世間的な非難の声が出ないところなんだと思います。そこは、企業として評価できるような気がします。

そう、使いやすさとは別なところで、ハードディスクレコーダーはパナよりも東芝が好きだったりします。使いにくいのは確かだけど、多機能さではパナを抜いていました。

投稿: ひゅ~ず | 2006/01/19 00:01

ちなみに我が家では、HDD(東芝)、以前のビデオデッキはパナ、テレビ(シャープ)、ノートパソコン(NEC)です。最近は、自転車に金を使うので家電の選択権は妻にあってほとんど値段で決まります。
東芝は無骨で操作性が悪いけれど、安くて多機能かつ堅牢な印象。危うくさらに安いパイオニアにされそうだったのをなんとか踏ん張りました。
パナは操作性がよくて多機能、しかし値段がちょっと高めですよね。以前のソニーに近い印象もあります。
今は今年の引っ越しにあわせて買い換える冷蔵庫(なんと20年以上使用)をどこのにするか考え中。20年以上昔のものって、なかなか壊れなかったような気がします。

投稿: kona | 2006/01/19 08:42

東芝、パナについては同感です。パナのユーザーインタフェースは本当に良くできていると思います。機能を絞っても簡単な操作体系にして誰でも使えるようにするコンセプトは、マスを相手にするメーカーの選択としては正解と思います。

我が家は、洗濯機・乾燥機-東芝、VHS-ビクター、パソコン-エプソンダイレクト、壊れかけのテレビ-NECです。
冷蔵庫は1年半ほど前に買い換えたのですが、12年前の1/5程度の消費電力量で感動しました。省エネの進んだタイプは数万高いですが、絶対お勧めです(月1000円以上電気代が安くなりました)。
あと、こういう白物でもカカクコムで探せる通販が安いみたいですね。今ある冷蔵庫の引き取りが課題ですが…。

投稿: ひゅ~ず | 2006/01/19 12:35

ソニーはポータブルMD、カーMDでひどい目にあったので、それ以降ソニーブランドは避けています。CoCoonのコンセプトにはひかれるものがあったんですが。
最近どうも不快なのは、ソニーがやろうとすることはことごとく厳しいプロテクトの方向に向かっているということ。必要悪みたいなところもありますが、ちょっとやりすぎ。へんにコンテンツ産業取り込んだせいでしょうか。

投稿: 泥山田 | 2006/01/20 18:14

斬新なアイデアとか奇抜な製品(アイボとか)は凄いし、確かに惹かれるのですが、中身の煮詰めが不十分なのは間違いないですからね。

ウォークマンは、LPレコードのダビング文化とか、貸レコードやを流行らせたと思うのです。その時点では、mp3へのリッピングとあまり変わらず、著作権をないがしろにするほうの立場だったのですけどね。コンテンツ産業を取り込んだことと、間違った意味でのブランドを守る姿勢が、悪い方向に向かわせている気がします。

投稿: ひゅ~ず | 2006/01/21 12:57

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