日刊スポーツのWebサイトで、興味深い、その上ちょっと気になる記事を見つけた。
自転車競技、自転車での練習も、マラソンと同じような水分補給がありうる。その上、マラソンよりはるかに長い時間になる場合も多い。
下の記事で驚くところは、「スポーツドリンクでも保護されない」ということだ。また、「レース前に食塩2グラム摂取」というのは、どのように行えばいいのだろう。
頭で考えるにところでは、汗で出て行く塩分を補給しきれず、水だけは体に入っていく。そして、体内の塩濃度が下がりすぎて発生する障害なのだと思うのだが、ナトリウムだけが問題なのだろうか。同じように重要な(と思う)カリウムとかは不要なのだろうか。
また、(2)、(3)の条件もよく分からない。(4)については、肥満者は脂肪部分が持つ体液が緩衝体となって塩分が供給されるからかな(←まったく自信なし)。
次々と疑問がわいてくる。原文(の日本語訳)を読んでみたいものだ。でも、読んでも専門用語の羅列で分からない可能性も高いけど。
------------------------以下引用------------------------
http://www.nikkansports.com/ns/sports/f-sp-tp0-050414-0021.html
マラソンで水の飲みすぎは危険?
マラソンのレース中に水分を補給しすぎると、体を壊す危険性があるとする研究結果が13日、米国のニューイングランド医学ジャーナル誌で発表された。
研究は02年ボストン・マラソンに出場した488選手を対象に実施され、13%の選手が血液中の塩分が危険な状態の低レベルに落ち込む「低ナトリウム血症」に陥ったとしている。28歳の選手はゴールまで残り6キロで「低ナトリウム血症」のため死亡。それ以来、レース主催者は水分の過剰摂取は危険と出場者に警告している。
ロイター電によると、研究グループは「最も危険なのはレース後に体重が増えているような選手」と結論づけ、(1)3、4リットルの水分補給(2)スローペース(3)女性(4)肥満度指数が20%以下のやせ形-などの条件を満たす人は可能性が高いという。
また今回の研究結果ではどんな種類の水分でも同じとされ、研究者は「一般的に利用されている『スポーツドリンク』でも保護されないと理解することが重要だ」と説明した。
日本陸連の井本岳秋科学委員会員は「最近の健康志向ブームで、特に一般ランナーは認識不足から食塩の摂取が足りない。レース前に2グラム摂取するだけで全然違う」と話している。(共同)
[2005/4/14/16:18]
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